ビデオテープの人気再燃? 渋谷ツタヤ話題の「VHSコーナー」は復活の狼煙となるか

SHIBUYA TSUTAYAの1コーナーを機に再び注目が集まっているVHS。その歴史について、フリーライターの本間めい子さんが解説します。


VHSは再評価されるか

 かつてCDが出現した頃、レコードやカセットテープは過去のものになると考えられていました。しかしレコードはいまだに愛好者が多く、プレーヤーは生産されています。

 それに対してVHSは、小規模メーカーが復活させる話も聞きません。この背景には技術問題があり、生産を従来行っていたメーカーのような高い技術がなければ、復活は困難で、また需要も限られているのです。

VHSビデオテープ(画像:写真AC)

 CDが普及し始めたころは、レコードは「雑音が混じる」、カセットテープは「音質が悪い」と遅れた存在のように見なされていました。ところが、今では雑音や音質が独特の持ち味として評価されています。

 レコード音源がCD化されるときも、雑音をどの程度入れると「味が出るか」は音調整の大きなポイントになっています。また、BS12で毎週放送されている歌謡曲を語る番組『ザ カセットテープ ミュージック』も現在人気です。

 このように、本来なら不要な部分が持ち味として評価されているレコードやカセットテープに対して、VHSは現在、「単に画質の悪いメディア」と見なされています。もしも、VHSの「味」が評価されるようになったら、復活するかもしれません。

 もしかしたら、どこかの企業がVHSデッキの生産を復活させるかもしれません。そのためには、VHSの再評価が広がっていくことが必要です。SHIBUYA TSUTAYAの試みは、その第1歩といえるでしょう。

VHSのみの流通作品に光が当たるか


【画像】VHS作品が並べられた「SHIBUYA TSUTAYA」

画像ギャラリー

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