東京裁判の裏側で――A級戦犯7人、判決の前年したためた「書」から見えるものとは
2021年7月25日
知る!TOKYO毎年8月が近づくと、先の大戦や平和について思いをめぐらせる機会が普段よりも多くなります。極東国際軍事裁判、いわゆる東京裁判で判決が下された東條英機ら7人。彼らがその前年にしたためた「書」について、ノンフィクション作家の合田一道さんがひも解きます。
感無量―― 板垣征四郎
朝鮮軍司令官、第7方面軍(シンガポール)司令官を歴任した陸軍大将、板垣征四郎の書は、
感無量(かんむりょう)
昭和丁亥秋 征四郎書
板垣はもうひとつ、自分の経歴を長文で残しています。

中支那方面軍司令長官を務めた陸軍大将、松井石根(いわね)の書は、
至道無難(しどうぶなん)
丁亥秋日 石根書
陸軍大将で教育総監を務めた土肥原賢二の書は、
徐行踏(じょこうをふみ)
断流水声(りゅうすいのこえをたつ)
賢二
東條の腹心ともされた陸軍大将、木村兵太郎の書は、
莫妄想(もうそうするなかれ)
兵太郎書
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