鉄道ファンなら覚えてる? 2015年に原宿駅をジャックした「胸キュンポスター」 自宅に飾る“強者”現れる!

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鉄道ファンなら覚えてる? 2015年に原宿駅をジャックした「胸キュンポスター」 自宅に飾る“強者”現れる!

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あっと驚く衝撃の場面、感心させられる発見や豆知識、思わず涙を誘う感動の出来事……。SNS上では毎日、新鮮な話題がいくつも発信されてます。そのなかから「東京」に関連するものを厳選してご紹介します。

2015年の原宿で見まくったポスターだ!

 原宿が好きでよく行く人にとっては、思わず「懐かしい!」という感慨が湧いてくる光景かもしれせん。

 2021年7月21日(水)、ツイッターユーザーのkobonyanさん(@shinkbr)が投稿したつぶやき。

「家が原宿駅になった」

という言葉とともに添えられた画像には、少女漫画風のタッチで描かれた若い女性が目に涙をたたえながら「強いパスワードにして本当に良かった!!」とほほ笑んでいるイラストのポスターが。

懐かしい? 原宿駅で目にしたポスターが自室に!(画像:kobonyanさんのツイート)



 エアコンやクローゼットも写り込んでいるため自宅室内で撮られた写真だということが分かりますが、このポスター、2015年4~9月にJR原宿駅ホーム前の大型ボードにずらっと掲出されていたものと全く同じデザインです。

 この画像を見たフォロワーたちからは

「懐かしいな。このポスターまだ原宿にあるのかな?」
「どうやって入手したの?」

といった反応が寄せられて、いいね の数は同月23日(金)夕時点でなんと1.5万件。

「強いパスワードにしよう」とのメッセージ

 ポスターを制作したのは独立行政法人の情報処理推進機構(IPA、文京区本駒込)。

 インターネットサービスへの不正ログインなどの被害を防ぐため、原宿を訪れる10代を中心とした若い世代に「パスワードの大切さ」を伝えるためのメッセージを込めたものでした。

 ポスターのイラストデザインは全部で15種類。いずれもお姫さま抱っこや壁ドンなどの“胸キュン”シーンが描かれた1コマ漫画で、ぱっと見は少女漫画の広告のようなのに、セリフをよく読むとどれも一様に「パスワードの大切さ」を熱く訴えている……!

 そんな絶妙なアンバランスさが受け、2015年当時はSNSなどでも大いに反響を呼びました。

 原宿を彩ったパスワードポスターがなぜご自宅に?

 kobonyanさんに話をうかがったところ、このポスターは実はIPAのウェブサイトにて、企業や学校、家庭など向けに販売されているのだそう。A2サイズの15種類セットで、税抜き2638円。送料はIPAが負担してくれるとのことです。

 kobonyanさんの勤務先で啓発目的で飾っていたものの、最近になってオフィスを一部閉じることになったため、1枚持ち帰ってきたのだとか。

 なかなかお出かけしづらい今日この頃。自宅にパスワードポスターを飾って“原宿気分”を満喫しつつ、「そういえば私のパスワード、弱くないかな?」と考えるきっかけにするのもよいかもしれません。

 IPAが2015年4月に配信したプレスリリースによると、強いパスワードの特徴は

「長く」
「複雑に」
「使い回さない」

の3条件だそうです。

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