2年ぶりに復活した幻想空間――ホテル雅叙園東京がコロナ前と同じ企画展を続けるワケ

ホテル雅叙園東京で現在、企画展「和のあかり × 百段階段2021」が開催されています。日本全国の明かりアートが集結する同展に、ライターの秋山悠紀さんが訪れました。


2020年から企画展をすべて中止

 文化財イベント企画を担当している学芸員の梶野桜さんによると、この百段階段で企画展を開催するのは実に約1年半ぶり。

目黒区下目黒にあるホテル雅叙園東京(画像:(C)Google)

 2020年3月の企画展の後に緊急事態宣言が出されてからは、百段階段含めホテル全館で営業を休止。その後、緊急事態宣言が明けてからはホテルの営業は再開しましたが、密を避けるために百段階段の企画展はすべて中止してきました。

「企画展を中止する代わりに、人数を制限した上で日本画や建物などの文化財だけを見ていただく文化財公開を行ってきました。それでも、緊急事態宣言延長に伴う都の緊急事態措置に準じるなどしてたびたび臨時休館。今回は満を持しての企画展開催となりました」(梶野さん)

 例年、会期終了前になると決して広くない百段階段の会場内は大混雑となってきたために、コロナ禍においては企画展の在り方や百段階段の見せ方を見直さなければならなかったと言います。

 百段階段の企画展は、今回の「和のあかり展」のように各地から美術品を借りてきて催すことが少なくありません。これまでは訪日外国人やホテル宿泊客、展示品を借りた地域からバスツアーの団体客が数多く来場していました。

 そのため2020年は人の混雑が予想される美術品展示はできるだけ最小限にし、百段階段の文化財そのものを見てもらう小規模イベントを随時開催。

 2021年の1月からは「初春の文化財見学 百段階段の百の縁起もの」と題し、250枚の日本画と建築意匠に囲まれた百段階段の中の扇や鶴、鳳凰(ほうおう)、富士山といったおめでたいモチーフを紹介するイベントを開催しました。

コロナ禍だったからこそ文化財の魅力を再発見できた


【画像】目にも美しい「和のあかり」の数々

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