ビック酒販3選、チョコレートをより美味しくするポートワイン!
2019年2月15日
お出かけ世界中で食後酒やデザートワインとして親しまれているお酒に「ポートワイン」があります。通常のワインよりアルコール度数の高い、甘口のワインです。チーズやチョコレートとのマリアージュに適し、双方の味わいを高めます。同ワインを常備するビック酒販に、オススメのポートワインとそれらに合ったチョコレートについて解説してもらいました。
ビック酒販厳選、イチオシのポートとチョコレートのマリアージュ
ポートを取り扱う量販店が少ないなか、常備するビック酒販のビックカメラリカー新宿西口店を訪れ、オススメのポートとそれらに合うチョコレートタイプについて解説してもらいました。以下に紹介します。
<テイラーズ ファイン ルビー ポート>

テイラーズは1692年創業で、現存するポートの製造元の中で最も古いメーカーのひとつです。一族によって代々世襲されており、日本に比較的数多く輸入されています。

「テイラーズ ファイン ルビー ポート」は、赤色の濃い色調で、口に含んだ瞬間からはっきりとした果実の旨みを感じます。その後、干し葡萄に似た甘みが立ち上がってきます。
好相性のチョコレートについて、担当者は「果実味を感じやすいため、ドライフルーツや果汁等、フルーツフレーバーのあるチョコレートがオススメです。また、アソートチョコレートのような、異なる味わいのチョコレートを食べる際に飲むと、香味の相性毎に異なるニュアンスを感じられます」と話します。
<テイラーズ レイトボトルド ヴィンテージ ポート>

同じくテイラーズのポートです。レイトボトルド ヴィンテージは、ヴィンテージに次ぐ作柄に恵まれた単一年のブドウを原料に、樽で4〜6年熟成。瓶詰めしてすぐに出荷したものです。ルビー ポートと比較して、よりまろやな味わいで樽香もしっかりと付いています。フレッシュな果実の味わいと、熟成によって付与された複雑な香味がバランスよく感じられ、「口の中でじっくりと変化を楽しみたい贅沢な仕上がりです」と言います。
同ポートは、熟成由来の複雑さがあるため、複雑な構成のチョコと好相性とのこと。ショコラティエなどが手掛けるハイクラスなチョコレートとともに楽しむことで、ラグジュアリーなマリアージュを演出できるでしょう。また、「シンプルなタブレットチョコレートと合わせると、レイトボトルの複層的な味わいが再認識でき、双方の味わいの幅が広がります」とも。
テイラーズ発行の小冊子にも、果実味の強いレイトボトルは、カカオを原料とするチョコレートと非常にマッチするとの記述が見られます。
<サンデマン ファイン ルビー ポート>

サンデマンは、1790年にスコットランド人のジョージ・サンデマン氏が創設したポートの老舗です。黒マントに帽子をかぶった男性の肖像がトレードマークとして広く知られています。

「サンデマン ファイン ルビー ポート」の色合いは、深いルビー色です。担当者は「飲んだ瞬間はやや控えめな印象も受けますが、徐々に滑らかな甘みが感じられるポートです」と説明します。ややビターな印象があるため、ココアパウダー等を使ったチョコレートとの相性に優れるそうです。また、シナモンなど、スパイスのアクセントがあるものとも好相性とのこと。カカオ分量の多い、甘さが控えめなチョコレートと合わせると、ビターチョコの奥に潜む、より繊細な甘さが際立って感じられると話します。
ビック酒販のオススメは以上の3点です。紹介の商品は開栓後、4〜6週間美味しさを保つことができます。
ポートは、合わせるもの次第で異なる味わいが引き出されるため、自分好みのマリアージュを見つけるのも一興です。少々値は張りますが、筆者は熟成の進んだタウニーとチョコレートのマリアージュもオススメします。
ポートも揃う新宿西口店が2月1日にオープン、最大の試飲コーナーも
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