最近のゲームセンターに「クレーンゲーム」ばかり置かれている理由

昭和のゲームセンターにはビデオゲームやメダルゲームなどが多かったものの、最近はクレーンゲームばかり。いったいなぜでしょうか。文殊リサーチワークス・リサーチャー&プランナーの中村圭さんが解説します。


ユニークな景品も増加

 クレーンゲームはプライズを入れ替えていくことで稼働を維持することがある程度は可能と言えます。プライズは小型ぬいぐるみからさまざまな物品に発展していきました。過去にはアイスや生きた伊勢エビなども登場。さすがにペットなど生物を入れた時は問題になりました。

 2000年ごろからは規制金額が800円に上がったこともあり、プライズの大型化が進展しています。

 大型ぬいぐるみや巨大菓子などで、遠くからでも目を引く効果があります。巨大菓子はパッケージだけが大きくて、なかには通常サイズのお菓子が何個か入っているものですが、大型の戦利品は抱えていても気分が高揚しますし、子どもにあげてもびっくりして喜ばれるものなので、幅広い層の利用が見られます。

クレーンゲームをプレイする女性(画像:写真AC)

 また、独特な製品も開発されました。

 スクイーズ系と呼ばれるプライズはふにゃふにゃの感触を楽しむもので、カラフルなゼリーのようなものや、透明な卵や目玉焼きのようなもの、香りの付いた焼きたてパンやケーキのようなものなど。

 2010年ごろには人気アニメのフィギュアがゲームセンターのクレーンゲームを席巻したことがあり、幅広い層に大きな反響を呼びました。

 それ以降フィギュアが置かれることが増加。近年は定期的に爆発的な人気となる国民的ヒット作が出てきているため、その時々の人気アニメフィギュアや多彩なキャラクターグッズを投入して、そのファンを取り込んでいきます。

景品の高額化が生んだもの

 近年、プライズが取れなくなったとのうわさをよく聞きます、アームの力が弱かったり、何回も動かさないと落ちない場所に置かれていたり、確かに1回で取るのが難しくなった感は否めません。

クレーンゲームのアーム(画像:写真AC)

 クレーンゲームは1回の料金はおおむね100円~200円なので、以前より高額になったプライズの価格を考えれば、店舗とすれば当然のことでしょう。店舗によって取れやすいサービス台を設置したり、スタッフに声をかけると取りやすい位置にしてくれたりして、取れない人の「救済措置」もあります。

 しかし、最近は全く取らせる気がないのでは? と疑いたくなるほどアームの弱い店舗も見られ、ユーザーの取れないストレスが高まっているのも事実です。

オンラインクレーンゲームの登場


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