正気か?狂気か? 90年代の渋谷に世にも奇怪な「ヤマンバ」が誕生したワケ

1990年代、渋谷を中心に一世を風靡したヤマンバファッション。ブームの背景について、フリーライターの本間めい子さんが読み解きます。


コロナ禍という「終末感」が生む新たな文化

 ヤマンバファッションが女性から支持を集めたことは、ヤマンバ化した女性の年齢層幅を見ればわかります。

 1999年に登場し始めた頃、一部の女子高校生にはやっているレアな文化で、季節の変わる頃には消滅していると見る人が多数派でした。ところが、1999年の秋が終わり、冬になる頃にはブームが終わるどころか、さらなる広がりを見せていました。

 既に高校を卒業した、20歳から23歳までの女性がヤマンバファッションに身を包み始めていたのです。週刊誌『SPA!』2000年1月26日号では、こうした女性たちに取材。ファッションを変えたくないので会社を辞めたと話す女性などが登場しています。

コロナ禍のその後のイメージ(画像:写真AC)

 いずれも、自ら選んだファッションを貫き通す、意志の強い女性ばかりですが、インタビューに添えられた高校時代の写真がいずれも地味なのが印象的でした。

 たとえ世間から奇異の目で見られても、自分の価値観を信じて突き進む女性たち。それは確かに新たな時代を生み出す要素のひとつでした。

 翻って、現代のコロナ禍は1990年代とはまた違う形の「終末感」がまん延しています。果たしてこの先には、どんな文化やファッションが登場するのでしょうか。意外とそのヒントは、ヤマンバブームのなかにあるかのもしれません。


【画像で比較】20年間で激変! 「女性メーク」の変遷

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