街中の女性トイレ個室に「動画広告ディスプレー」いったい何のため? 企業担当者に聞いた

品川区内のある企業が2021年8月から、ショッピング施設や区役所などにある女性用個室トイレ内に「動画広告」が再生されるディスプレーの設置を開始します。多くの女性にとってうれしいサービスが受けられるこの取り組み、一体どういうものなのでしょうか。


広告収入でまかない、無料を実現

 ナプキン代は企業から得る広告費によってまかなうため、利用者は無料でナプキンを入手できるという仕組みです。

 ナプキンは、一般的に最も需要の高い「多い昼用」サイズ。1台のディスペンサーに約60枚をストックします。

ディスプレー(ディスペンサー)に専用アプリを近づけると、生理用ナプキンが提供される仕組み(画像:オイテル)




 中野区は区役所1~9階の女性用個室トイレ計19か所に、豊島区は区役所本庁舎のほか男女平等推進センター、としま区民センターの個室トイレ計14か所に設置予定。

 公共施設としては中野区・豊島区・横浜市の3自治体が全国初の導入になるとのことです。

ナプキン常備が当たり前の社会に

 なぜこのようなサービスを始めようと思ったのか? その理由は、同社が掲げる「社会課題をビジネスで解決する」という理念からうかがい知ることができます。

 同社専務の飯崎俊彦さんは、

「(外出先のトイレに)トイレットペーパーが無料で設置されているのと同じように、女性トイレにナプキンが当たり前に常備されている社会を目指したいと考えています。そのための持続可能な仕組み作りとして今回のサービスをスタートさせました」

と、発案の狙いを話します。

2021年2~3月にオイテルが実証実験を行ったららぽーと富士見(画像:オイテル)

 その言葉通り、利用者である女性だけでなく動画広告を出す企業側にとっても大きなメリットが見込まれるのが本サービスの重要なポイント。

1. 利用者が便座に座るとセンサーが感知し動画が開始するため、確実性の高い視聴効果が期待できる

2. エリアや施設の業態、時間帯などの細かい設定が可能。また天候や気温などの外部データと連動することで最適な広告配信が可能になる

3. 配信の間隔を設定できるため、時間帯などに合わせて広告のリーチ(広告に接する利用者の人数)やフリークエンシー(各利用者が広告を視聴する回数)を最適化できる

と、広告媒体としてのターゲティングに極めてすぐれた側面を持ち合わせているのです。

経済的な「生理の貧困」だけでなく


【画像】女性トイレ内の「動画広告」 スマホをかざすと……?

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