駅で困っている「ベビーカー」の女性を助けず、素通りする人たちに私が伝えたいこと【連載】大原扁理のトーキョー知恵の和(12)

何とはいえないのだけど何となく息苦しい。そんな気持ちでいる人へ、東京で週休5日・年収90万円台という「隠居生活」を実践した大原扁理さんに生き方のヒントを尋ねる企画「トーキョー知恵の和」。今回のテーマは「東京と『助け合い』」です。


低収入なのに余裕ができた理由

 ヒマなので、友人が風邪で寝込んでいたら買い出しに行って3日分くらいの料理を作りおき。私は3食自炊派で料理は得意なので、こんなのは楽勝です。

 また、外国人の友人が格安アパートを探していると聞けば、ネットと店頭で「外国人可」の物件をリサーチ&通訳。格安不動産に興味がある私は、自分が住むわけでもないのにいろんな物件を見に行けて楽しかった。

 過剰な損得勘定からも解放されたうえに、誰かのために片手が常に空いているような感じが新鮮でした。空いてるものなら貸せばいいと思える心の余裕もうれしかった。

 だから隠居後のほうが、自分を嫌いにならずに済んでいるのがありがたいし、収入が多くても自分のことしか考えられずに毎日ギスギスしていたあの頃には戻りたくない。

あるとき、自分も助けてもらった

 31歳のとき、「隠居生活」が海外でもできるのか確かめてみようと、東京から台湾に移住してみました。

 外国人が新しい生活をはじめるとき、まずネックになるのが部屋探しですよね。親切な台湾人が手伝ってくれたんですが、私はこのとき、「あ、人助けが返って来た」と感じ、素直に助けられる(助けてもらう)ことができました。

 同時に、普段からちまちま人助けをしておかなかったら、人からの親切にちょっと遠慮してしまい、自分ひとりでやろうとしたかもしれない、とも思った。

「助け合い」のハードルが高い東京


【アンケート】駅や電車のベビーカー「迷惑」と感じますか?

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