未公開写真で探る「昭和の東京」 あなたはいくつ分かる?【全3問】

今回はクイズ3問です。写真は東京都内の古い風景。いったいどの場所かお分かりでしょうか。ライターの野村宏平さんが解説します。


細い路地が入り組んだ街並み

 大盛堂書店といえば、渋谷センター街の入り口にある本屋さんとして知られていますが、当時の写真を見ると、その場所には毛糸店などが並んでいて奥に入る道が見当たりません。

 当時は宮田家具店と第一銀行のあいだ、もしくは写真右端に見える靴の富士屋の脇から奥に入ることができたようです。富士屋脇の道はその後、ビルが建ってふさがれてしまいましたが、第一銀行脇の道は現在も残っています。

 この裏通りには、戦前からすでに歓楽街が形成されていましたが、当時は細い路地が迷路のように入り組んでいました。それが昭和30年代に区画整理され、「宇田川有楽街」を経て「渋谷センター街」と呼ばれるようになったといいます。

 左方向へと伸びている道路は道玄坂です。Y字路の角地が現在、SHIBUYA109(同区道玄坂)がある場所ですが、当時は戦後の闇市の雰囲気がまだ残っており、この三角地帯にはバラックの商店が密集していました。

 109の先──現在、ヤマダデンキLABI渋谷店(同)があるあたりにも「すずらん横丁」と呼ばれるバラックの商店街がありましたが、1950(昭和25)年頃、その一画に、米兵相手のラブレターを英語で代書する店が現れました。

 それをモデルに、作家の丹羽文雄が「恋文」という小説を発表し、1953年に映画化されたことから、「恋文横丁」と呼ばれるようになったといいます。現在、109とヤマダデンキのあいだには、「恋文横丁 此処にありき」と記された記念碑が立っています。

恋文横丁の記念碑。1979年、木製の碑(左)が建てられたが、根元が腐り、倒れかけたため、2017年、ステンレス製で再建された。

 Y字路から奥に伸びているのが現・文化村通り(旧・東急本店通り)ですが、当時は栄通りという名称でした。右側に見える白い建物は大映の映画館、突き当たりに見えるのは渋谷区立大向小学校です。この小学校は1964年に移転し、跡地に東急百貨店本店とBunkamuraがオープンすることになります。

第2問の撮影時期は1966年

●第2問

第2問の写真(画像:野村宏平)

 こちらは1966年に撮影された写真ですが、やはり東京の有名な街です。ランドマーク的な建築物がいくつか写っているので、それに気づけば場所を特定することは難しくないでしょう。

第2問の答えは……


【画像】第1~3問のヒント

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