ドラマ『大豆田とわ子』 恋敵の「元夫3人」がなぜだかいつも馴れ合ってるワケ

フジテレビ系連続ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』。とわ子の元夫という共通項を持つ3人の男性たちの、どこかコミカルで温かい不思議な関係は本作の大きな見どころのひとつです。またそこには、現代固有の「ちょうどよい人間関係」を見ることができます。


恋愛で自己実現を果たせなかったとき

 舞台は東京。しかも都心。ハイソサエティーなマンションやレストラン、オフィス、カフェに、華やかな仕事。それでもどこか満たされない思いを抱えた現代人を描くドラマ自体は、バブル崩壊後の90年代以降を中心にこれまでも数多く制作されてきました。

 恋に仕事にまい進する輝かしい過去の作品群と、本作「まめ夫」とで大きく異なる点を挙げるとすれば、本作の主要人物4人がいずれも「すでに恋に破れた人たち」であるということ。少なからぬ恋の(結婚の)痛手を抱えながら、なお長く続いていく大人時間の今を生きています。

大人として過ごす時間は、想像以上に長い(画像:写真AC)

 しばしば恋愛は「自己実現の手段」とも語られますが、もしその方法で自己を実現できなかったとき、“ポスト恋愛”とも呼べる残りの長い時間を、人はどのように生きればよいのでしょうか。

 そのひとつのヒントが、「血縁にも恋愛にも拠(よ)らない人間関係」として本作には描かれています。

 恋愛が自己実現の手段と捉えられやすいのは、交際相手という他者によって自分の心身を隅まで満たしてもらえるから。ただ同時に、恋愛関係が永続的なものではないこともまた、私たちは自身の体験を通して知っています。

 恋人同士という関係は満たし満たされ合う交換の上に成り立つもので、利害をはらむものであると言い換えることもできます。

ダラダラとしたなれ合いの先に生まれる友情


【画像】地上波未放送のカット(4枚)

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