テトリスがきっかけ? 大人がゲームをやっても恥ずかしくなくなったのはいつ頃か

コロナ禍の「おうち時間」でゲームが注目されていますが、そもそも大人がテレビゲームをプレイしても違和感がなくなったのは、いつ頃からなのでしょうか。フリーライターの出島造さんが解説します。


嫁入り道具にもなったゲーム

 当時、『ドラゴンクエストIV』発売日(1990年2月)に子どもが学校を休んで行列することが報じられていましたが、テレビゲームは着実に大人にも普及し始めていました。

『読売新聞』1990年8月17日の朝刊では「すそ野広がるテレビゲーム OL、熟年層にも」というタイトルで、ゲームが子どものためだけのものではなくなっている状況を報じています。

ビッグカメラ池袋本店(画像:(C)Google)




 記事では池袋のビックカメラ東口店に取材し、ゲーム機本体の購入者にOLや40~50代のサラリーマンが目立つことに触れています。売れているタイトルは『ドラゴンクエストIV』と並んで『テトリス』が挙げられています。また、職場などで話題になったことがきっかけで購入する大人が増えていることにも言及しています。秀逸なのは任天堂のコメントです。

「ゲーム開発は、面白いものをと目指しているだけ。ターゲットは絞っていない。年齢、性別が広がり、嫁入り道具の一つとして持っていく話も聞く」

 ファミコンが「嫁入り道具」として認識されていたかどうかは定かではありませんが、大人がテレビゲームで遊ぶことに違和感を持たない人が増えていたのは明らかです。

『テトリス』は報道でも取り上げられる機会が多く、かつゲーム初心者にもわかりやすかったことから、大人も遊べるタイトルとして人気になったのがうかがえます。とりわけ、東京のような都市部では大人がテレビゲームで遊ぶことへの違和感のなさは、早々と醸成されていたようです。

 当時の大手ゲーム制作会社・ハドソンは1990年、東京など大都市圏の中高生を対象にした調査を行っています。この調査で「お父さんはテレビゲームをしますか」という質問に対して、「する」が51.7%となっています。

 さらに子どもがテレビゲームで遊んでいることに対して「怒ったりどなったりする」は18.5%と低め。この時期には既に、父親がテレビゲームで遊んでいるのは当たり前だったことがわかります。

「ブリッジ」としての『テトリス』


【図表】仕事中に「スマホでゲーム」している人の割合

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