2度のブームも今や風前の灯火 ボウリングはコロナ後に復活できるか?

日本ではかつて2度のボウリングブームが起こり、ゴールデンタイムに関連番組が放送されていました。その波乱の歴史について、フリーライターの小西マリアさんが解説します。


ゴールデンタイムにボウリング番組放送

 この頃のブームの一番の凄さは、テレビ局各局がゴールデンタイムにボウリング番組を放送していたことでしょう。

 中山さんのパーフェクトゲームも、NETテレビ(現・テレビ朝日)が毎週土曜日18時から放送していた『レディズ・チャレンジボウル』の試合中に達成されたものでした。

 当時放送していたボウリング番組を調べると、TBSの『クイーンズ・ボウリング』は日本の女子プロボウラーが外国のプロボウラーと試合をする国際的な番組で、毎週金曜日20時から。一方、日本テレビでは毎週金曜日19時から、女子プロボウラーと芸能人が対決する『スターボウリング』を放送していました。

ボウリングのボール(画像:写真AC)




 また、多くの人が記憶しているであろうテレビ東京系列の『ザ・スターボウリング』は1978年からの放送。この番組は、ブーム終了後も1998年まで放送され、『演歌の花道』に次ぐ長寿番組となりました。

21世紀に入るとブームは衰退

 ブームは1980年代に入ると沈静化し、1991年頃から再び熱気を帯び始めます。2度目のブームの背景には、会社やサークルなどでボウリングが親睦を深めるものとして注目されたことがありました。

 この頃になるとボウリング場は設備のリニューアルが進み、スコアのコンピューター処理は当たり前。ボウリングを楽しんだ後は、同じ建物にあるレストランやカラオケで楽しむといった具合でした。都内の繁華街にあるボウリング場は2次会でよく利用されていました。

 ところが、21世紀に入るとブームは衰退していきます。

 理由はいくつかありますが、よく語られるのは「レジャーの多様化」です。また衰退が見え始めた頃、ボウリング場は施設の老朽化を迎えていました。多くは1970年代のブームで作られたため、今後収益を見込めないと判断されると、マンションなどに建て替えられました。

全国のボウリング場の数(画像:ULM編集部)

 そして、1972年に全国で3697か所あったボウリング場は、2008(平成20)年に987か所にまで減少しています。

ボウリングの利点を再認識すべし


【画像】「近代ボウリング発祥の地」の碑

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