ポケベル時代が生んだ名曲――懐かしのCMソング「渋谷で5時」を知っていますか

これまで数々の歌で歌われてきた東京。その中でも1990年代に盛んだったのが、渋谷に関する歌です。音楽ライターの鈴木啓之さんが解説します。


12年ぶりに発表されたデュエット作品

 鈴木雅之がこの曲をテレビの音楽番組で披露する際、松田聖子や中山美穂、工藤静香らと歌うシーンが見られましたが、オリジナルの菊池とのデュエットが番組でようやく実現したのは、曲の発売から実に13年を経た2006(平成18)年になってからのこと。

 既にカラオケでもおなじみのナンバーになっていました。その間に携帯電話の普及はめざましく、2007年にはNTTドコモがポケベルのサービスを終了しています。

 その翌年、2008年には、1996年のシングルから12年ぶりとなるふたりのデュエット作品「恋のフライトタイム~12pm~」がリリースされました。

 鈴木のデュエット・ベスト『Martini Duet』からの先行シングル。1994年のアルバム『She・See・Sea』に収録されていた「第2ターミナル」のリメーク版でしたが、「渋谷で5時」と同じ、朝水彼方の作詞、鈴木雅之の作曲による、続編ともいうべき作品です。

羽田空港(画像:写真AC)

 舞台は羽田空港とおぼしく、これもまた東京の歌のひとつに挙げられます。TBS系で放映されたホーム・コメディー『再婚一直線!』の主題歌に使用され、ドラマには鈴木の盟友・桑野信義が出演していました。

 現在、何十年ぶりの大規模な再開発で目まぐるしい変化を見せている街・渋谷では、今日もまた5時に待ち合わせて街角へ繰り出してゆく男女が必ずいることでしょう。そのなかの何組かは、無意識に「渋谷で5時」を口ずさみながら街を闊歩(かっぽ)しているかもしれません。


【画像】「渋谷で5時」で共演 鈴木雅之×菊池桃子、12年ぶりのデュエット作品

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