街なかで見かけるお相撲さん、国技館にどうやって移動している? 遠い部屋の力士のルートも調べてみた

街なかでときどき見かける大相撲の力士。そんな彼らはいったいどのような手段で国技館へ向かっているのでしょうか。フリーライターの小林拓矢さんが解説します。


板橋区の相撲部屋から力士はどう通うのか

 まずは台東区から板橋区へ2021年2月に移転し、千賀ノ浦部屋から名前を変えた常盤山部屋についてです。

 千賀ノ浦部屋はかつて台東区橋場にありました。しかしどの駅からも遠いため、バスと電車を乗り継いで国技館まで通っていたと考えられます。なお現在の常盤山部屋は板橋区前野町にあり、最寄り駅は東武東上線のときわ台駅となっています。

常盤山部屋の位置(画像:(C)Google)




 ときわ台駅から東武東上線に乗り、池袋駅で山手線に乗り秋葉原駅へ。そこから総武緩行線に乗り両国駅へと向かいます。改札から改札までの時間は45分程度です。もちろん、大関・貴景勝や関脇・隆の勝は車でやってくるのですが、幕下力士はこの部屋から電車で通ってきます。

 常盤山部屋には関取が4人おり、比較的強い力士が多いことで知られていますが、いま電車で通っている幕下以下の力士も、このルートの電車に乗りながら「いつか関取に」と思っているのでしょう。

 ただ、もっと遠い相撲部屋もあります。いくつか見てみましょう。

茨城県龍ケ崎市から力士がやってくる

 国技館から遠い相撲部屋といえば、茨城県龍ケ崎市にある式秀部屋でしょう。

 ここの部屋は親方の独特な指導方針や、ユニークなしこ名の力士が多くいることで知られています。力士が20人近くいるにもかかわらず、昇進できる力士が見当たらないのは気がかりですが、頑張ってほしいものです。なお部屋の最寄り駅は常磐線の龍ケ崎市駅です。

 龍ケ崎市駅から常磐快速線で日暮里駅へ。そこから山手線に乗り換え、秋葉原駅から総武緩行線で両国へと向かいます。時間にして1時間15分程度。ただJRだけで済むため、片道運賃は990円と、1000円を超えないのがポイントです。

 これだけ遠いと車内で座ることも多いと思いますが、いかんせんスペースがかなり必要です。なかなか大変ですが、式秀部屋は地元と良好な関係を築いているため、国技館の近くに移転することはないでしょう。今後も常磐快速線から、取手駅北にあるデッドセクション(無給電区間)をくぐる力士が見られます。

 また茨城県にはもうひとつ相撲部屋があります。つくばみらい市にある立浪部屋で、最寄り駅はみらい平駅です。

立浪部屋の位置(画像:(C)Google)

 みらい平駅から守谷駅までつくばエクスプレスに乗り、守谷駅で同線の快速に乗り継ぎ、秋葉原駅へ。ここからは総武緩行線で両国駅です。こちらは交通系ICカードで1079円かかるため、運賃が大変です。

 ただ立浪部屋は夏場所後、前述の千賀ノ浦部屋があった台東区橋場に移転するため、今場所が最後のつくばエクスプレスでの移動となります。なお移転理由のひとつは、移動の負担軽減とのことです。

かつて山梨県にあった相撲部屋


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