コロナ後に行きたい東京の「珍名祭り」と全国の奇祭 くらやみ、だらだら、べらぼう……?

コロナ禍で中止や規模縮小を余儀なくされている全国の「祭り」。あらためてその意義を考える機会にもなっています。東京をはじめ全国の祭りを訪ね歩いたノンフィクション作家の合田一道さんが、その一部をご紹介。コロナが収束したら、ぜひ一度見に行きたいものばかりです。


天狗とおたふくのもつれ合い

 さて、全国各地に目を向けても、“痛快”な祭りが数えきれないほどあります。

『日本の奇祭』は筆者(合田一道。ノンフィクション作家)が祭りを追って書き上げたものですが、そのいくつかを紹介すると――。

 新潟県南魚沼市六日町の「婿(むこ)の胴上げ」は、前年に婿入りした若い男性が八坂神社の社殿に趣き、氏子たちの手で天井目がけて何度も放り上げられるのです。神殿の周りには観衆が大勢押しかけ、笑いながら声援を送ります。

新潟県南魚沼市六日町・八坂神社の「婿の胴上げ」。神前でお祓いを受ける婿(画像:合田一道)




 約450年前この地を治めていた城主が、城や町の繁栄を願って婿養子を城内に招き、酒を振る舞い胴上げをしたのが始まりとのこと。それが今日まで長く継承されてきたのです。以前は女人禁制でしたが、今は笑いにまじって女性の悲鳴まで聞こえます。

 奈良県明日香村の飛鳥坐神社の「おんだ祭り」は、天狗とおたふくに扮したふたりがいとおしくもつれ合い、最後は腹部をぬぐった紙を天に放り上げる。それを観衆が取り合うのです。この紙は「ふくの紙」と称され、手にした人は子宝に恵まれるそうです。五穀豊穣と子孫繁栄を祈る神事で、神主さんも笑いながら見守るほほ笑ましい祭りです。

 愛知県小牧市の田縣(たがた)神社の「豊年祭」は、「陽物神輿」と呼ばれる大男茎形が神輿に納められたものが、大勢の若者たちに担がれて出立します。

 栃木県日光市の輪王寺の「強飯式(ごうはんしき)」は、山伏姿の僧が山盛りの飯を差し出し「食べろ、食べろ」と強く勧める祭りです。強飯頂戴人がこれを食べると幸せになれるといわれ、希望者が絶えないそうです。

鍋をかぶった童女たち


【画像】全国の驚くべき「奇祭」(6枚)

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