新宿の路上で遭遇した「あおり運転」 降りてきたパンチパーマ男に思わず発した一言とは【連載】東京タクシー雑記録(6)

タクシーの車内で乗客がつぶやく問わず語りは、まさに喜怒哀楽の人間模様。フリーライター、タクシー運転手の顔を持つ橋本英男さんが、乗客から聞いた奇妙きてれつな話の数々を紹介します。


パンチパーマにサングラス、派手シャツ

「おい、兄ちゃん。今わしの車にラッパ鳴らして追い立てたろが。いい度胸じゃのう」

 よく見ると私より年下のようですが、パンチパーマにサングラス、派手なシャツ。まずいことになったと、私はとっさに窓を閉めて防御態勢に入りました。

「ご、ご苦労さまです、です。手が間違ってクラクションに触ってしまいました。す、すみません。反省です」
「気を付けとけ、このボケナス!」

タクシー運転手として日々都内を走っていると、思わぬトラブルに巻き込まれることもしばしば(画像:写真AC)

 ドアをドーンと蹴り飛ばされる。私はそれにもニコニコ満面笑顔で対応です。「はい! ありがとうございます!」と大きな声であいさつまでしました。すんでのところで危機は去って、男の車は去りました。

 少し走ってからさっき蹴られたドアを調べると、へこみなし、異常なし。あーあ、怖かった。

 今でこそ「あおり運転」が社会問題として認知されていますが、当時はまだ泣き寝入りも多かったはず。タクシー運転手たちの中にもヒヤッとする経験をしてきた人は私だけでなく数えきれないほどいるでしょう。

 その後も、流しても流しても客の付きが悪くなり、乗せる客はまたしても近場ばかり。さっきの1件で、すっかり今日の運が落ちてしまったかのようです。

またしても派手な男性客が……


【STOP!あおり運転】ドライブレコーダー、どのくらい普及した?

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