コロナで街から消えた大学生の「新歓イベント」 かつてのお祭り騒ぎはもう見られなくなるのか?

大学の春の一大イベントだった「新歓」はコロナで開催不可能に。しかしオンラインで行おうと努力する大学も少なくありません。教育ジャーナリストの中山まち子さんが解説します。


動画編集の経験を積める機会にも

 各大学のオンライン新歓はZoomやYouTubeを駆使したものとなっており、特にYouTubeなどの動画は、編集技術を駆使して視聴者を意識して作られています。

 従来の新歓のように「その場の雰囲気で押し通す」が通用しないため、作り手も新入生を意識しながら伝わりやすい表現方法を考えなければいけませんが、学生たちにとって新たな挑戦になり、動画編集の経験を積むことができます。

 例えば、東京理科大学の野田キャンパス(千葉県野田市)は専用のポータルサイトを立ち上げて新歓に対応。新入生が気軽に質問できるように、匿名質問サービス「Peing(ペイング)」を活用しました。

東京理科大学の野田キャンパスの新歓特設サイト(画像:東京理科大学)

 また東京大学(文京区本郷)は、教養学部オリエンテーション委員会が特設サイトを立ち上げて、各団体の活動内容を詳細に紹介しています。現在の状況を鑑みると、各大学のオンライン新歓はあと1~2年続くでしょう。

 今の大学生は受験時も安全志向が強く、社会から「挑戦を避ける世代」とされていました。しかし各大学の動きを見ると、コロナ禍に諦めず、1からアクションを起こす力があることがわかります。

 以前のようなキャンパスライフを懐かしむのは簡単ですが、コロナ禍が収束しても、人と人との濃密な交流が復活するとは限りません。

 新歓を含め、リアルとオンラインの両立が主流になる新しいキャンパスライフの行方に、今後も目が離せません。


【画像】実際の「オンライン新歓」を見る

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