大学全入時代でも「門前払い」は健在! 東大から電通大まで実施する二段階選抜の実情とは

有名大学受験に関するキーワードとして知られる「門前払い」。その現状について、教育ジャーナリストの中山まち子さんが解説します。


「門前払い」を行わないときもある?

 二段階選抜実施の有無については、各大学が夏ごろに発表する入試要項に記載されていますが、同じ条件で実施し続けるとは限りません。門前払いの代名詞である東京大学でも毎年実施するわけではないのです。

 一般的な大学は「倍率が〇〇倍以上になった場合」とその条件を明記していますが、東京大学は、文科一類から文科三類までは募集人員の約3.0倍、理科一類と理科三類は約3.5倍、理科二類は約2.5倍に志願者数が達した場合、二段階選抜を実施するとしています。

 しかし2021年の文科二類の志願倍率は2.9倍。そのため、志願者全員が2次選抜を受けられました。

国立市中にある一橋大学(画像:(C)Google)

 このように、志願者数によっては門前払いをしないこともあるため、受験生はさらに落ち着かない状況が続きます。

「門前払い」のもたらす結果

 国公立大学の二段階選抜といえば、都内では東京大学や一橋大学(国立市中)を始めとする旧帝大や難関大学、医学部で行われているイメージが強いものの、実際はそうではありません。

 2021年前期日程では国公立大学で2139人、そして中期・後期日程では4151人の不合格者が出ました。前期日程の1次不合格者数が多かったのは東京大学で、東京都立大学(八王子市南大沢)が続きました。

八王子市南大沢にある東京都立大学(画像:(C)Google)

 特に東京都立大学の前期志願者数は2020年より435人も少ない4775人でしたが、1次選抜の不合格者は445人に上りました。この数字は2020年より多かったことから、

・志願者が少ないから合格しやすい
・2次選抜へのハードルが下がった

ではないと証明されました。

他の都内大学の動向は


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