「あと少し頑張ってみよう」 閉塞する街・東京にMr.Childrenが差し伸べる一筋の希望とは

地方から上京し、毎日がむしゃらに働いても夢が叶うかどうかは分からない。きらびやかな一方で閉塞も感じる東京に暮らす人々に、Mr.Childrenは温かな歌詞でそっと寄り添ってくれます。日本が誇るロックバンドが見つける「東京」の姿を、音楽ライターの松本侃士さんが解説します。


不条理な現実、それでも諦めない思い

 これは、あくまでも個人的な解釈ではありますが、筆者は「アスファルトを飛び跳ねるトビウオ」という言葉から、コンクリートジャングルと呼ばれる東京の街で必死に生きる人々の姿を思い浮かべました。

 この楽曲を通して描かれる景色は、決してポジティブなものではありません。不条理で不平等な現実と折り合いをつけながら、それでも諦めずに、自分の夢や信念のために生きようとする主人公の物語が綴られています。

 そして、この物語の主人公は、そのまま、この楽曲の「リスナー」と言い換えることができるはずで、その意味で、この楽曲のメッセージに奮い立たされるような思いを抱く人は、きっと少なくないはずです。

 最後に、現時点における最新アルバム『SOUNDTRACKS』のリード曲「Brand new planet」を紹介します。

巨大な都市を俯瞰してみれば自分の悩みなどちっぽけなものかもしれない。それでもやはり悩み事は尽きない(画像:写真AC)

<立ち止まったら そこで何か
 終わってしまうって走り続けた
 でも歩道橋の上 きらめく星々は
 宇宙の大きさでそれを笑っていた>

 この曲の冒頭に歌われるのは、夢や憧れのために、ある街の中を必死になって走り続ける主人公の描写です。そしてこの後のサビでは、次のように歌われます。

<静かに葬ろうとした
 憧れを解放したい
 消えかけの可能星を見つけに行こう
 何処かでまた迷うだろう
 でも今なら遅くはない
 新しい「欲しい」まで もうすぐ>

あなたのミスチル「東京ナンバー」は?


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