「あと少し頑張ってみよう」 閉塞する街・東京にMr.Childrenが差し伸べる一筋の希望とは

地方から上京し、毎日がむしゃらに働いても夢が叶うかどうかは分からない。きらびやかな一方で閉塞も感じる東京に暮らす人々に、Mr.Childrenは温かな歌詞でそっと寄り添ってくれます。日本が誇るロックバンドが見つける「東京」の姿を、音楽ライターの松本侃士さんが解説します。


「誰かが特別喜ぶでもない でも」

 そして、直接的に東京を描いているわけではないものの、同じテーマを持つMr.Childrenの楽曲は、ほかにも存在します。その内のひとつが、2005(平成17)年に発表されたアルバム『I ♥ U』のオープニングナンバー「Worlds end」です。

<飲み込んで 吐き出すだけの
 単純作業繰り返す自販機みたいに
 この街にボーっと突っ立って
 そこにあることで誰かが特別喜ぶでもない
 でも僕が放つ明かりで 君の足元を照らしてみせるよ
 きっと きっと>

多くの“サラリーマン”が行き交う新橋。Mr.Childrenの歌詞に共感を覚える人も少なくないはずだ(画像:写真AC)

 ここで引用したのは、この楽曲の2番のサビの歌詞で、この一節の前半では非常に辛辣な労働の描写が続きますが、最後には、この楽曲の主人公は、大切な人である「君」のために、輝かしい存在意義を取り戻していきます。

 続いて、2010年に発表されたアルバム『SENSE』に収録された楽曲「擬態」を紹介します。

<アスファルトを飛び跳ねる
 トビウオに擬態して
 血を流し それでも遠く伸びて
 必然を 偶然を
 すべて自分のもんにできたなら
 現在を越えて行けるのに。。。>

不条理な現実、それでも諦めない思い


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