エレカシからハイロウズまで 吉祥寺「井の頭公園」が多くの歌の舞台となってきたワケ

これまでさまざまな歌の舞台ともなってきた「井の頭公園」。その理由について、ライター・エディターの大石始さんが解説します。


井の頭公園にまつわる数多くの名曲

 時計の針を昭和30年代から現代へと進めてみましょう。

井の頭公園というと『吉祥寺の朝日奈くん』や『火花』など、吉祥寺を舞台とする映画の主題歌や挿入歌として使われてきた斉藤和義「空に星が綺麗」(1996年)を思い起こす人も多いのではないでしょうか。

 21歳で上京した彼は吉祥寺の安アパートに住み、井の頭公園のベンチに座って曲作りをしていたといいます。「口笛吹いて歩こう/肩落としてる友よ/いろんな事があるけど 空には星が綺麗/懐かしいあの公園にちょっと行ってみようか」と歌われるこの歌は、当時のことがモチーフになっています。

 また、ファンからも非常に人気が高いのがエレファントカシマシの「リッスントゥザミュージック」(2008年)です。この曲は別れの気配と未来への不安を井の頭公園の風景とともに描き出した名曲。聖地巡礼のため井の頭公園へやってくる熱心なエレカシファンも少なくないといいます。

「リッスントゥザミュージック」を収録したエレファントカシマシのアルバム「STARTING OVER」(画像:ユニバーサルミュージック)

 そのほかにもザ・ハイロウズの「完璧な一日」、さかいゆうの「井の頭公園」、D.W.ニコルズの「いいのかしら」など、90年代以降、井の頭公園は数多くの楽曲でモチーフとなってきました。

 では、なぜ井の頭公園はそのようにさまざまな歌の舞台となってきたのでしょうか。

 ひとつのポイントが、多くの歌に別れの情景が描かれている点です。ここまでに挙げた楽曲のみならず、indigo la Endの「忘れて花束」など井の頭公園で撮影されたビデオクリップは少なくありませんが、その多くに出会いと別れのシーンが登場します。

ノスタルジーとともに過去の恋愛を振り返る場所


【画像】いくつ知ってる? 井の頭公園をテーマにした作品一覧

画像ギャラリー

/wp-content/uploads/2021/02/210220_ino_05-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2021/02/210220_ino_06-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2021/02/210220_ino_07-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2021/02/210220_ino_08-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2021/02/210220_ino_09-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2021/02/210220_ino_10-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2021/02/210220_ino_11-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2021/02/210220_ino_12-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2021/02/210220_ino_01-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2021/02/210220_ino_02-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2021/02/210220_ino_03-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2021/02/210220_ino_04-150x150.jpg

New Article

新着記事

Weekly Ranking

ランキング

  • 知る!
    TOKYO
  • お出かけ
  • ライフ
  • オリジナル
    漫画