東京に「インスタ映え」は必要ないーー百戦錬磨のコンサルが行き着いた、ある一つの結論とは

東京は数々の「流行発信地」と呼ばれる街を抱えていて、それこそそこらじゅうに“インスタ映え”する商品が並んでいるイメージ。ですがその一方で「好きなものを作ってお客さんに喜んでもらえたら」と、実直なものづくりをする商売人も少なくありません。そうした独特の文化のありようこそを大切にしたいと、経営コンサルタントで経済思想家の倉本圭造さんは指摘します。


ガツガツしていない東京の商売人たち

 明確な「他と違った切り口」のようなものを用意して、奇抜なアピール方法を模索し、SNSで多くの人の注目を集め、そして狙いすまして徹底して売り込みを仕掛けていく、というスタイルが「D2C」のあり方です。

 私はそういうクライアントと仕事をしたこともありますし、そういうやり方を否定するつもりは一切ありません。

 しかし、そういうやり方があまりにも「人工的」過ぎて苦手だ……という人も一定数いるのが人類社会というものではあると思います。

 一方で私のクライアントの「ひとりアパレル業」は、ある意味でもっと“地味”なのです。

インスタ映えする商品も魅力だけど、そうでないモノも生き残っていく土壌が東京にはある(画像:写真AC)

 ウェブサイトを見ると、確かにすごく素敵だなあ、と思うのですが、とにかく「普通に上質で趣味が良い」という路線であって、今のSNS世界で戦うのに便利な「過剰なキャラ付け」もないし「とにかく環境にいい素材を使っていて」といった「理論武装」もない。

 経営者の彼と話していると、「自分は自分の好きなものでやっていくのだ!」という気負いすらないというか、ただ「自分の作った服をお客さんが着てくれてそれで喜んでくれたら嬉しい」と、素直にやっていたらお客さんが付いていて、それで一応やっていけている、という感じだった。

 正直に言って、彼と出会うまでは「こんなやり方でも成立する」というイメージすらなかったのですが、今は逆に「こんなやり方でも成立することが文化の豊かさ」なのかもしれないと思うようになりました。

「SNS映え」だけでは満足できないこと


【アメリカ調査】世界の「映えスポット」ランキング 東京が驚きの順位に

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