アンティークな時間の流れ「カフェ・ド・ルトン」|老舗レトロ喫茶の名物探訪(9)

2019年1月10日

お出かけ
ULM編集部

ビルが林立する銀座の商業地区。そのせわしない時間と人の流れに逆らうかのごとく、静かにゆっくりと時を刻む老舗レトロ喫茶「カフェ・ド・ルトン」があります。その名物は、アール・ヌーボーのアンティークに統一された瀟洒な大人空間と、静謐な「時間の流れ」といえます。


古時計と店名が意味する、マスターの想い

 店は、入り口がどこにあったか一瞬迷うくらい、客席からは見えない設計になっていました。家の部屋をイメージして作ったそうで、地下にあるにもかかわらず、窓枠がいくつも設けられていて、閉塞感をさほど感じません。

 窓枠のひとつにステンドグラスがはめ込まれていて、聞くと、300年以上前に作られたと目されるものとのこと。

300年以上前に作られたと目されるアンティークのステンドグラス(2018年11月28日、宮崎佳代子撮影)

 大小の置き時計、掛け時計、懐中時計といくつも飾られた時計も全てアンティーク。 井田さんは時計のコレクターでもあり、所有する腕時計は500個にも上るといいます。

店内には時計が至るところに飾られている(2018年11月28日、宮崎佳代子撮影)

 店名の「ルトン」はフランス語の「時間」という意味。

「時計そのものが好きなので、高価なもの、珍しいものだけでなく、安いものもいろいろ集めています。時計の動きは、人生そのもの。止まることなく一瞬一瞬を刻んで行く。そんな『時間の流れ』をここでゆっくりと感じて欲しい。そんな思いを込めて『ルトン』という名前をつけました」

 時間の流れ。それこそがこの店の一番の名物だと思いました。忙しなく過ぎる時間の流れでなく、古時計たちがゆっくりと刻む静謐な時。アンティークな時間の流れ、というべきでしょうか。スピーディーに流れ行く時間を少し緩めて、時間の流れを思い思いに楽しむことができる。銀座にして稀有な隠れ家的レトロ喫茶と感じられました。

 
●カフェ・ド・ルトン
・住所:東京都中央区銀座5-6-16 西五番館B2
・アクセス:各線「銀座駅」B3出口から徒歩約3分
・営業時間:月〜金曜 10:00〜21:30(L.O.)、土日祝 10:00〜18:00(L.O.)
・定休日:無休
※パソコンの使用は禁止


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