いつでもどこでも飲める「マイボトル」 ブームの源流は90年代「原宿」だった!

エコで経済的な観点から、現在人気となっている「マイボトル」。そんなマイボトルですが、その始まりは東京・原宿からだったのをご存じでしょうか。フリーライターの犬神瞳子さんが解説します。


ペットボトルホルダーの登場

 水筒がマイボトルと呼ばれるようになり、飲み物を持ち歩く人の存在が一般的になったのは、1990年代から2000年代初頭にかけてのことです。

 きっかけは原宿の若者たちで、時期は1993(平成5)年の夏ごろから。当時の原宿ではあたかも示し合わせたように、若者たちがペットボトルホルダーを首からぶら下げて歩いていました。

 このペットボトルホルダーはもともと登山用で、1.5lのペットボトルを簡単に運べるように開発されたものでした。それを小型化して500mlや330ml用にすれば日常的に使われる――と改良が施され、発売。その後、多少話題になりましたが、当時は「よくあるお役立ちアイテム」程度の扱いでした。

ミネラルウオーターとセットで爆売れ

 ところが1993年3月、「ジムノペティ」という会社がこれをエビアンとセットで試験販売を行ったところ、3日間で1500本を売り上げ、5月から本格販売されることに。なお、ペットボトルホルダーという名称はこのときに始めて使われました。

 ペットボトルホルダーが売れた背景には、ミネラルウオーターの需要増がありました。

 今でこそ東京の水道水はそのまま飲んでもおいしいと言われており、ペットボトルでも販売されていますが、当時は必ずしもそうでないのが一般的でした。

 実際においしくないかどうかは別にして、人々の間に清潔志向が高まったなかで、水道管を通る水道水が敬遠されがちだったのは当然の流れだったのかもしれません。

 ミネラルウオーターの需要は高まったことで、さまざまな商品が海外から輸入されることになりました。

 そのなかでもっとも好まれたのがフランス産。特にエビアンはヴィッテル、ボルヴィックと並ぶ人気商品で、ペットボトルの容器の形状も含め、飲むこと自体が当時おしゃれだと思われていました。

現在の原宿(画像:写真AC)

 この頃の原宿では洋服とペットボトルホルダーが一対になって売られている店も多くあり、流行の最先端となっていました。

ペットボトルから水筒へ


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