人気作『逃げ恥』に学ぶ東京の子育て問題――実家に頼れない夫婦はどうすればいい?

2021年新春に放送された続編ドラマも好評だった『逃げるは恥だが役に立つ』。この作品が提示した結婚・妊娠・出産・育児にまつわる今日的な課題を、ライターのふくだりょうこさんが東京都のデータとともに考えます。


夫婦で一緒に「親になる」とは

 作中の主人公・みくりも晴れて妊娠した当初、眠くて仕方がないと気がついたらテーブルに突っ伏している状態。そんなみくりを見て夫・平匡は

「そりゃ眠くもなるよなあ… 体の中でものすごい勢いで細胞分裂してるんだもんなあ」

としみじみします。

 そうなんですよね、赤ちゃんが勝手におなかの中で大きくなっているわけではないのです。出産するまでも、産んでからもさまざまな身体の変化を引き起こします。まさに命がけの一大イベントです。

2021年1月2日に放送されて反響を呼んだ『逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!』のロゴマーク(画像:(C)TBSテレビ)

 平匡はみくりができない分は自分がやらなければ、と奮闘しますが、世の男性がみな“平匡”ではありません。そもそも平匡も「全力でみくりさんをサポートしますので」と言ってみくりに怒られています。

「サポートって何!? 私が一から学んでできるようになってその上で平匡さんに指図するの?」
「一緒に不安になって一緒に喜んで! 一緒に勉強して一緒に親になって!」

 ごもっとも……。初めての妊娠で不安を抱える女性にとっての偽らざる本音なのでしょう。

 かつては、子どもは女性が産み育てるもの、夫は外で稼いで家族を養っていかなければならないもの、という考え方が一般的でした。いまもその価値観は根強いでしょう。実際に、平匡が自分の父親から「男の責任」を説かれるシーンがあります。

 しかし、今は女性も働き、活躍をする時代。旧価値観のまま家事育児も女性が担当するのでは、負担の形がいびつになってしまう恐れもはらみます。

あらためて考えたい男女の役割分担


【ドラマ主演】手をつなぐ新垣結衣さん・星野源さん

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