ついに東京を席巻したバーチャルアイドル 開発者たち「汗と涙の30年史」とは

今や、東京の街で見掛けない日はないほど普及・定着した「バーチャルアイドル」。しかしその歴史は、何も今に始まったわけではありません。そこには、長きにわたる技術開発や試行錯誤の繰り返し、開発者たちの情熱がありました。フリーライターの犬神瞳子さんがその歴史をひも解きます。


懐かしい! ときメモ藤崎詩織の記憶

 バーチャルな存在にも関わらず実在のアイドルかのように人気を集めたのはアニメ『超時空要塞マクロス』のヒロインであるリン・ミンメイや、ゲーム『ときめきメモリアル』の藤崎詩織などがいました。

 とりわけ後者はマルチモニターを用いたコンサートが開催され、集まったオタクの群れに藤崎詩織が語りかけるというイベントもあり、バーチャルアイドルの存在を世に知らしめるはしりとなりました。

2018年にデビューしたバーチャルタレントでVTuberの伊達あやの。元祖バーチャルタレントの母親を持つサラブレット(画像:ホリプロ、ホリプロデジタルエンターテインメント)

 そうした中、1996(平成8)年11月に生まれたのが伊達杏子 DK-96です。

 彼女は、バーチャルな存在なのに大手芸能プロダクション・ホリプロ所属のれっきとしたタレント。東京は福生の寿司屋の生まれで16歳。アルバイト先のハンバーガー屋でスカウトされてデビューした、CG技術を駆使した「世界初の仮想アイドル」でした。

 それまでの芸能プロダクションのセオリーであるタレントを「探す」のではなく「創る」という壮大な計画は、社員10人と技術スタッフ50人あまりを投入した壮大なものでした。

 眠ることもなく、不満を言うこともなく、同時に複数の場所に出演することもできるというバーチャルアイドル。その登場は世に衝撃を与え、伊達杏子 DK-96は国内はもとより海外のニュースにも登場。雑誌の表紙も飾ります。

 しかし、その華々しいプロモーションにも関わらず彼女はわずかな歌を残しただけで消えてしまいました。

 その理由は当時の技術的限界です。

2018年、ついに2世Vアイドルが誕生


【画像】超大手事務所に所属するVアイドル(3枚)

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