かつて「大人の遊園地」 東京・亀戸の街角に刻まれた当時の痕跡を探して【連載】東京色街探訪(4)

江東区亀戸にはかつて、「大人の遊園地」と呼ばれた色街がありました。その痕跡を紀行ライターのカベルナリア吉田さんが辿ります。


亀戸天神の裏、電柱に「遊園」の文字

 十三間通りを北に抜け、猫が店番するお豆屋の角を左に曲がり、天神通り(蔵前橋通り)を進みます。途中に香取神社の参道があり「勝運商店街」の看板も。香取神社はスポーツの神として知られています。

 天神通りをさらに進むと、年季の入ったせんべい屋があり、そば屋の看板に浮世絵風に描かれる松本幸四郎の肖像画に目が留まります。創業1920(大正9)年の古い「寫眞(しゃしん)館」もあり、情緒を感じながら、学問の神様・亀戸天神の参道入り口に着きます。参道のウナギ屋から、しょう油が焦げる芳ばしい香りが漂ってきます。

 参道の突き当たりに天神の大鳥居がそびえ、一礼してくぐる人が多いのに気づきます。参拝を終えて戻るときも、鳥居の前で向きを変え、皆さん一礼。亀戸天神は亀戸の人たちの、心の拠り所なんだなあと感じます。

亀戸天神の大鳥居(画像:カベルナリア吉田)

 天神通りをさらに進み、くずもち屋の前を過ぎて、横十間川に突き当たったら右折。川沿いに北へ進みます。時刻は14時すぎ、黄色い帽子をかぶった小学生の下校集団が、ワーッと歓声をあげて走ってきます。

 長寿禅寺の北を右へ曲がり、天神様の裏手に出ます。道の入り口に2階建ての、長屋のようにつながった古い建物がありますが、その先は3~4階建てのマンションが連なっています。そしてマンションとマンションに挟まれて、駐車場がそこにも、あそこにも。

 町々会館が立つ角を左へ曲がると、突き当たりに今度は天祖神社の鳥居が見えます。途中の電柱に「天神」「三丁目」などの文字。でも脇道に立つ1本に「遊園支」の3文字が。遊園って?

かつて栄えた「大人の遊園地」


【画像】かつての痕跡を探して……東京・亀戸の今

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