昭和レトロ満載 東京タワー2階の「土産店街」が明日、ひっそり消えるのをご存じですか

昭和時代から愛されてきた東京タワー2階の土産店街が1月24日をもって、いったん営業を終了します。リポートするのは、平成文化研究家の山下メロさんです。


東京タワーと土産店

 東京タワーには、海外からの観光客や修学旅行生が訪れ、土産品を購入するという重要な側面がありました。しかし、コロナ禍による海外からの渡航制限や修学旅行の中止などで、土産店は苦境に立たされています。

 リニューアル後も土産店を存続する店舗もありますが、残念ながら半数以上が今回をもって完全閉店となります。ここにはタワー開業以来、60年以上続けてきた老舗も含まれます。

1958年に完成した東京タワー(画像:山下メロ)

 もちろん、土産店の品ぞろえや内装、規模などは時代によって常に変化し続けており、土産店街が変わるのは今回が初めてではありません。また、東京おみやげたうんも途中で名付けられたエリアの名称に過ぎません。しかしそれを差し引いても、現在の雰囲気は明らかに特異な存在といえるのです。

「東京おみやげたうん」の特異性

 その特異性は、日本中の観光地と売店・土産店を見てきた私(山下メロ、平成文化研究家)ですら強く感じるほど。

 一般的な温泉街の土産店は一戸建てが多いですが、東京タワーのような大規模な屋内施設の場合は、いくつかのテナントが自然と軒を連ねる形になります。大体、各店舗が壁などで仕切られ、来店客は店内を回遊して商品を選び、レジへ持って行くという方式が主流になっています。

 浅草の浅草寺仲見世(みせ)通りも、屋外ですが参道では建物がつながっています。対して東京おみやげたうんは、区画の中に各店舗の商品棚が並んでいて、その傍らに立っている店員さんとしゃべって購入する方式なのです。

 商品を選んでレジに持って行けばよいだけのスーパーマーケットと、「これとこれください」と店員さんに話しかけなければならない青果店の違いにも似ているかもしれません。

「東京おみやげたうん」内にあった「イトーズギフトショップ」。2020年に閉店(画像:山下メロ)

 こうした昔ながらの出店方式はどんどん姿を消しているため、東京おみやげたうんは今では少なくなった貴重な売り場風景なのです。

コロナ禍で迎える最後の日


【画像】タワー開業当初の土産店

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