混迷極まるコロナ禍の「私大受験戦争」 志願者数が増えた大学・学部は?【MARCH編】

コロナ禍と大学入学共通テストの初導入で混迷が予想される2021年度の私大入試。東京の私大志願者の動向について、教育ジャーナリストの中山まち子さんが解説します。


不況時の「文低理高」とはいかない私立大

 共通テスト利用試験の出願締め切り日(消印有効)は、明治大学(千代田区神田駿河台)の大学入学共通テスト利用入試の後期日程や中央大学(八王子東中野)法学部の前期選考5教科型の1月25日締め切り、青山学院大学(渋谷区渋谷)の1月16日締め切り(消印有効)を除くと1月15日となっています。

八王子東中野にある中央大学(画像:(C)Google)

 志願者数が確定した青山学院大学では大学入学共通テスト利用する志願者が2020年よりも1670人減少しました。内訳は国際政治経済学部が864人減、理工学部が492人減、文学部が71人減。しかし全学部が一律減少しているわけではなく、教育人間科学部や経営学部、そして地球社会共生学部は2020年より志願者が増加しています。

 大学全体では志願者が伸び悩んでいるものの、学部によって増減が見られるのは中央大学や明治大学も同じです。両大学とも1月21日の段階で志願者数は確定していませんが、2020年よりも志願者数を増やしている学部があります。

 明治大学の大学入学共通テスト利用入試は、1月21日までの集計時点で法学部の志願者数が2020年より735人増、経営学部が460人増、情報コミュニケーション学部が329人増となっています。しかし理工学部は1548人減、商学部は1311人減、文学部は661人減と、まだ確定はしていないものの、学部によって明暗が分かれました。

 一方、中央大学の看板学部である法学部は1月20日までの集計を見ると、2020年より163人減少しています。志願者が伸び悩んでいるのは、文学部や総合政策学部と理工学部。しかし商学部や国際情報学部では、それぞれ2020年よりも約180人増えています。

 不況になると、一般的に就職に有利な理系学部が人気になります。この「文低理高」はMARCHの大学入学共通テスト利用入試では見られません。いくら人気の高い大学でも、私立の理系学部の学費は文系学部より高くなっています。そういったことからも、コロナ禍で学費を滞りなく納められるかどうかも志願者動向につながっていると考えられます。

他大学より減少幅が少ない立教大学


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