コロナの今こそ記念写真を? 無料の「オンライン撮影サービス」を始めた女性カメラマンの思いとは

2021年1月22日

ライフ
ULM編集部

成人式に行けなかった新成人。外出できずマタニティーフォトを撮れずにいる女性。喜寿や米寿のお祝いをできずにいる家族……。コロナ禍で記念撮影の機会を失った人のために、無償で「オンライン撮影」のサービスを提供している会社が杉並区にあります。無償で続ける意味、そこに込められた思いとは。代表の女性に話を聞きました。


転機は2018年、西日本豪雨の現場で

 もともと非政府組織(NGO)「ピースボート」のクルーだった汰木さん。記録撮影用の一眼レフカメラを携えて大型船に乗り込み、世界中の町を旅する中で、写真を通じて生まれる人と人とのコミュニケーションの楽しさを体感します。

 カメラマンを志して婚礼専門の写真館に見習いアシスタントとして飛び込み、10年ほど経験を積んだのち独立しました。

 大きな転機となったのは、2018年6~7月に発生した西日本豪雨。生まれて初めてのボランティアを決意して、広島県江田島市へ。そこで、人員不足に悩む現地を側面からも支援したいと、ボランティア活動のかたわら一緒に従事する人々の様子を撮影し、SNSなどでの情報発信に尽力しました。

「より多くの人たちに参加協力を呼び掛けるという目的を果たせたことももちろんですが、撮影させていただいたボランティアの方々に喜んでもらえたのもとてもうれしかった。やっぱり写真の力ってすごい、とあらためて感じさせられる体験でした」(汰木さん)

2018年西日本豪雨の被害を受けた広島県江田島市で、ボランティア活動に従事する人たちを撮影した写真(画像:汰木志保)

 写真は困っている人、頑張っている人を多少とも励ます手段になるという手応えは、コロナ禍で一度目の緊急事態宣言が発令された2020年春にも汰木さんを突き動かしました。

 Facebookでの投稿を通じて有志のカメラマンを募り、無償の「オンライン写真館」サービスをスタート。街のスタジオまで出向けなくても、もっと気軽にプロに撮影してもらいたいと思う潜在ニーズが少なくないことを知り、同年8月、会社の立ち上げに至りました。

たとえ忘れても、思い出すことができる


【画像】オンライン撮影した「記念写真」の例(8枚)

画像ギャラリー

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