いくつ覚えてる? 日本から消えた「ファストフードチェーン」の数々

東京にはこれまで、数多くのファストフードチェーンが生まれ、そして消えていきました。その歴史について、ライターの橘真一さんが解説します。


日本マーケットの特殊性

 ローストビーフバーガーを主力商品に、アメリカから80年代に日本進出した「アービーズ」というチェーンもいつの間にか撤退。2003年以降、都内で何軒か展開されたアメリカのホットドッグチェーン「ネイサンズ」も10年持たずに消えてしまいました。

 アイスクリーム、ソフトクリームのチェーン店で、第1号店が70年代に銀座にオープンした「デイリークイーン」も今は日本にありません。雪だるまのような形状のソフトクリームが人気で、ハンバーガーなども販売もしていましたが、2004年までにすべての店舗がクローズになりました。

 アイスクリーム店では、1984年に青山に1号店がオープンした際に社会現象的な人気を集めた「ハーゲンダッツ」もしかり。その日本法人は存続していますが、2013年に店舗営業が完全終了。現在は、コンビニやスーパーでのパッケージ販売がメインになっています。

店舗営業は終了したものの、製品開発はいまだ盛んなハーゲンダッツ(画像:ハーゲンダッツジャパン)

 これらのチェーンは本国や諸外国では店舗が幅広く展開されていることから、いずれも、たまたま日本での展開がうまくいかなかった、マーケットにマッチしなかったというケースがほとんどなのでしょう。

グリコ、雪印、森永、明治が参入も……

 日本から手を引いた海外のチェーンとは別に、日本生まれのチェーンが消滅したケースもあります。

 おなじみの「ロッテリア」は、大手菓子メーカー・ロッテ(新宿区西新宿)の系列ですが、他の食品メーカーも続々とファストフード業界に参入し、ほとんどが撤退した歴史があります。

「ロッテリア」のウェブサイト(画像:ロッテリア)

 江崎グリコ(大阪市)は1973年にアイスクリームをメインに「グリコア」なるチェーンを始めます。その後、ハンバーガーなども販売するようになりましたが、90年代前半にフェードアウトしています。

 雪印乳業(現・雪印メグミルク)が70年代に展開した「スノーピア」というファストフード店も、アイスクリームとハンバーガーが主力でしたが、やがて消えてしまいました。

 同じく70年代生まれで、森永製菓(港区芝)傘下の「森永LOVE」は原宿の竹下通りや渋谷の文化村通りなど都内にも多数の店舗がありました。しかし1996年に運営会社がバーガーキングの日本法人(当時)に買収され、消滅しました。 

 明治乳業(現・明治)系として1973年にオープンした「サンテオレ」は、最盛期は100店以上を数えました。現在は明治グループを離れ、横浜などで数店のみ営業されています。

懐かしの国鉄系ファストフードの名残も


【画像】日本一辛い調味料を使った「ハンバーガー」を見る

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