江戸幕末の士「坂本龍馬」、子孫3代との親交で見えた「気骨」の血筋とは

歴史上の人物の中で最も人気の高いひとり、坂本龍馬。数々の逸話を持つ偉人の子孫たちはその後、何を思いどのように生きていたのでしょうか。脈々と続く系譜をたどって、ノンフィクション作家の合田一道さんが日本近代史の“その後”へ案内します。


57年前、胸打たれた「8代目」の思い

 龍馬家には直系の末裔(まつえい)はいませんが、坂本本家は現在、坂本匡宏(まさひろ)さんが10代当主として各地の龍馬会の会合などに出席しています。

 筆者が匡宏さんと初めて顔を合わせたのは2018年秋、北海道函館市の龍馬記念館で開かれた記念式場でした。

 あいさつの後、「あなたの祖父・直行さんと親交があったのですよ」とお話ししたら、驚いていました。

 まだ幼かった匡宏さんの目に映った祖父は、少し怖い感じだったそうです。筆者自身も“土佐のいごっそう”――頑固で気骨のある男性という印象を抱いていただけに、納得したものでした。

品川区東大井にある坂本龍馬の像。ペリー来航時、この地で警護に当たった(画像:写真AC)




 その直行さんに筆者が会ったのは57年前。北海道新聞広尾支局勤務となり、着任早々、隣町の大樹町の町長にあいさつに行ったところ、「ぜひ会わせたい人物がいる」と言われたのです。

 町長車に乗せられて着いたところが、広尾町豊似の直行さん宅でした。

 町長の勧めで直行さんが取り出したのは、龍馬の15回忌に勝海舟が書いた書や西郷隆盛の書など。慌てて写真を撮ったところ、「新聞には出さないように」と言われ、「それならなぜ見せたのか」と思わず反論したものでした。

 町長が「まあまあ」と仲に入ってその場は納まりましたが、その後に言った直行さんの言葉が胸に刺さったのです。

20年余にわたり交わした年賀状


【画像】現代に生きる、龍馬の子孫

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