もはや上京は「憧れ」ではない? ドラマ『ボス恋』が描く新時代の東京物語とは

いくつものヒットドラマを生み出してきたTBSテレビ系の火曜22時枠で、2020年1月から『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』がスタートしました。主人公は大きな夢を描いて上京してきたヒロイン……ではなく、「普通が一番」と考える安定志向の平均女子。作中に描かれる新しい東京の姿について、ライターのふくだりょうこさんが解説します。


普通を手に入れるのは容易ではない

「人並みでいいっていうのは平均よりステータスの高い人が言う言葉」
「何の信念もない、人並みの根気すらないのね」

「普通」と「安定」を手に入れるにはある程度のステータスと、それに見合った努力が必要だと言い放つのです。

 確かに、奈未はファッション雑誌の編集部に雑用とはいえ配属されたにも関わらず、ファッションについては何も知りません。だからと言って勉強をするわけでもない。「私には無理だ~」と言い、やろうともしません。

 恋も、告白さえできない。フラれることもできずに失恋をしてしまいます。

 まだ何も努力ができていないのに、「普通」というステータスを手に入れるのは厳しいのかもしれません。「普通」は安易に手に入るものではないのです。

夢と野心に圧倒される

 また、編集部は夢と野心を持つ人ばかり。カリスマ編集長の宝来の元で働くことで実績と実力を手に入れたい。そのために努力を惜しみません。目的はさまざまですが、宝来にくらいついていこうと必死なのです。

 そんな中で何の夢も持たない奈未は息苦しさを感じます。何かを「頑張る」ときに必要なのは目標。ゴールがないと走り出すことができないのはある意味当然のことです。仕事でてんてこまいだし、失恋もして……奈未は途方に暮れます。

「みんな夢を持っていて私だけこの世界から取り残されたみたい」

 確かに、東京に憧れて上京する人は減ったかもしれません。でも、何か目標や夢を持って上京する人は今も変わらず多くいます。東京には、夢をかなえるための方法や手段が多いだけでなく、「夢のゴール」となる場所も多いから。

東京で夢を持っていなくてもいい


【画像】ザ・東京? 主人公が働く「おしゃれ編集部」

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