都内難関私大「コロナ特別措置」まとめ 早慶は? MARCHは?

差し迫った大学受験シーズン。新型コロナ禍での都内私立大学の対応について、教育ジャーナリストの中山まち子さんが解説します。


早稲田、上智とMARCHは共通テストを活用

 大学入学共通テストに参加していない慶応義塾大学は一般選抜試験の追試験を3月9日に設定しました(医学部は1次試験を3月9日、2次試験を3月16日に実施)。追試験を受けた場合、合格発表が3月18日と国立大学の前期合格発表より1週間以上後にずれ込みます(医学部のみ1次試験は3月12日、2次試験は3月18日に発表)。

 一方、早稲田大学やMARCHの大学群では、前年までのセンター試験と同様に大学入学共通テストを利用した入学試験が行われます。そのため、大学独自の入試を志願しているものの新型コロナウイルスに罹患または保健所から濃厚接触者と認定され受験できない場合、これらの大学では大学入学共通テストの成績によって合否を判断する特例措置を取ることを発表しています。

 さらに上智大学(千代田区紀尾井町)も早稲田大学やMARCHと同じ対応をしています。追試験日を設けず書類選考による判定を行いますが、一般選抜TEAPスコア型試験の追試験を申請する際に大学入学共通テストの成績を提出するよう求めています。2020年までのセンター試験には不参加だった上智大学ですが、大学入学共通テスト参加初年度から活用することになります。

千代田区紀尾井町にある上智大学(画像:写真AC)

 いずれの大学も予定していた入試に受けられない場合は所定の書類を提出しなければなりません。2020年までとは違い、各大学の対応は十分なされていますが手続きの大変さを考えるとやはり感染は防ぎたいところです。

直前まで入試変更に注意する

 受験生が全国から集まり試験を受ける大学受験は、新型コロナウイルスの感染リスクを考えなければなりません。大学側と受験生の双方が注意していても絶対に安全とは言い切れず、入試のみに集中することは難しい状態です。

千代田区神田駿河台にある明治大学(画像:写真AC)

 平時であれば大学ごとの個別試験を受けることが望ましいですが、緊急時は容易ではありません。国公立だけではなく私立大学でもコロナ禍が収束するまで感染リスクを軽減でき、罹患者にもチャンスを与える大学入学共通テストの活用が広がっていくと考えられます。

 ただし、東京都内の感染状況によっては直前に入試日程や内容が変更する可能性もあるので、受験予定の大学のホームページを頻繁に確認する必要があります。


【受験生に聞いた】新型コロナの流行で、受験前に不安に感じたことは?

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