90年代に大人気 恋愛ゲーム『ときメモ』は令和のいまこそプレイすべき作品だ

かつて一世を風靡した恋愛ゲーム『ときめきメモリアル』。そんな同作、実はコロナ禍の今こそ注目すべき存在かも知れません。ルポライターの昼間たかしさんが解説します。


ゲームマニア以外にもウケた『ときメモ』

 恋愛をテーマにしたゲームの歴史は古く、1980年代には既に存在してました。しかし、パソコンがまだ普及していなかったり、アダルト系の作品が多かったりしたこともあり、知る人ぞ知る存在でした。

 それでも1995(平成7)年には、10万本を越えるヒットとなった『同級生』(エルフ)が一般作品として家庭用ゲーム機・PCエンジンに移植されたこともあり、ユーザー層が増加。趣味雑誌『自由時間』(マガジンハウス)1995年7月6日号が一般誌で始めて、同作を取り上げました。

 編集部はメーカーに取材し、ヒットの要因を「現実の恋愛により近いストーリーが過ぎ去った青春を思い出させるのでは」と解説しています。感度の高い、マガジンハウスの雑誌が取り上げるくらいですから、この頃にはバーチャルな恋愛が新たな趣味として認知されつつあったのだと考えられます。

 そんな流れに火をつけたのが、『ときめきメモリアル(ときメモ)』(コナミ)の登場です。

1994年5月に発売された『ときめきメモリアル』(画像:コナミホールディングス)

 それまでパソコンゲームが主体だった恋愛ゲームですが、この作品は最初からPCエンジン向けに開発されます。1994年5月に発売された『ときメモ』は、爆発的な人気となり翌年以降、プレイステーション版やセガサターン版なども発売され、人気を広げていくことになります。

 プレーヤーは男子高校生となって3年間に部活や勉強、デートに励みながら目当てのヒロインとの恋愛成就を目指します。そんな内容はゲームマニア以外にも感動を与え、あらゆる新聞・雑誌で称賛が相次ぎました。

「『最近ときめいてる?』『うん、昨晩なんか、5時間もときめいちゃった』 なんとも怪しげな会話が、ゲームファン、それも、20代、30代のマニアのあいさつがわりになっている。(中略)美少女が描かれたパッケージをレジに出すのは照れ臭いが、中身は忘れていた古い日記だ。買わずにはいられないのである」(『読売新聞』1995年11月5日付朝刊)。

発売日には秋葉原に行列


【画像】『ときめきメモリアル』の歴史を見る

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