大田区「八幡浴場」にオジチャンもオバチャンも若者も足しげく通うワケ【連載】TOKYO銭湯ザンブリコ(7)
2021年1月1日
お出かけソーシャルディスタンスな散歩を満喫したら、街角の銭湯でザンブリコ――。散歩と銭湯巡りをこよなく愛するコラムニストの島本慶さんが、東京の魅力的なコースへとお連れします。リニューアルした本連載、第7回は、目黒区の洗足からスタートです。
淡水の赤っぽい湯にザブン!
それにしてもシンプルなたたずまいですなぁ。サウナも無いし、2006(平成18)年にリニューアルねぇ。でも、軟水の湯と日替わりの薬湯ってのがうれしいじゃないの。
というわけで私(島本慶。コラムニスト、ミュージシャン)、げた箱の54番に靴を入れてフロントへ。へーえ、お姐さんが座ってるのね。取りあえず470円を払って中へ。見渡すと、まぁまぁの入りですね。そんなに人も多くなくていい感じ。サクサク脱いでロッカーに荷物と服をぶっ込み洗い場へ。
まずはカランを確保して、いつものようにシャワーで頭をぬらしてから体を洗います。持参したせっけんで全身をよおく洗い、頭もゴシゴシ。シャワーで丁寧に洗い流してから、さて浴槽はと、見れば正面にヤシの木と海岸。南国風のタイル絵です。
右から日替わり薬湯の赤っぽい湯(この日はモモ?)で淡水だそうです。その左に軟水のリラックスバス、ボディーマッサージ・ジェットと並び、左がブクブクの湯となっております。

私は少し熱めのモモの湯に入り、ウットリしながらため息を漏らします。でもってお次は隣の軟水へと思ったら、おじいちゃん3人が独占していて入れません。それじゃあと左のブクブク湯へ。
これがぬるめでしばらくボーッとしながらブクブクに身を委ねます。というわけで、1か所あるシャワーブースで全身を流してから、タオルをよく絞って頭から全身をフキフキ。
脱衣場に出て、そうそう体重を計らなきゃってんで乗っかると、うーん53.5kgか。まぁこんなもんでしょ。身支度を調えてから、銭湯を出ます。あ~いい湯だった。
それにしてもこのあたり、まったくの住宅街だから、赤提灯の明かりがまったく無し。となると大岡山駅に向かわざるを得ません。さすがに駅周辺には飲み屋街が絶対にあると見てウロウロ。このウロウロもまた楽しからずや。なんてね。
でも、うーんなかなか見つからず、ん? 何やらビルの地下が飲み屋街? ここどうかなぁ「亀鶴」って、うーん。
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