瑛人や「きゅんです」…… 2020年に無名アーティストが次々ヒットを飛ばした理由

2020年の音楽シーンを振り返ると、それまで無名だったアーティストの楽曲やフレーズが大きなヒットにつながる例が数多くありました。ヒットの構造が以前とは変わり始めていると、音楽ライターの村上麗奈さんは指摘。背景には何があるのでしょうか。


アコギと歌詞が高める「共感度」の強み

 2019年4月にリリースされた「香水」は、そのおよそ1年後からTikTokでの使用や動画サイトでの「歌ってみた」コンテンツが増加しました。2020年5月にはbillboard JAPAN Hot 100で34位にランクイン。翌週には5位まで浮上し、TikTokユーザーだけでなく多くの人々に浸透しました。

「香水」のサビは15秒きっかりでTikTokの動画の長さと相性がよく、そのコンパクトさは人気になった理由のひとつと考えられています。また、アコースティックギターと歌といったシンプルな編成は、TikTokから人気になる楽曲の多くに見られる特徴でもあります。

「香水」やひらめの「ポケットからきゅんです!」など、アコースティック編成の楽曲は弾き語りカバーもしやすく、歌ってみた動画にしやすいためさらに人気が拡大しました。

「TikTok CREATOR’S LAB. 2020 -REFLECTIONS-」で、TikTok流行語2020大賞が「#きゅんです」に決定。写真中央が受賞した、ひらめ(画像:SANGPIL PARK、Bytedance)

 TikTokで多く利用されることにより人気になった楽曲は、歌詞にも共通点があります。

「香水」は元恋人との再開を歌う曲で、多感な若者を中心に共鳴しやすいでしょう。りりあ。の「浮気されたけどまだ好きって曲。」では心情の説明が細かくされている半面、特定の人物像が描かれないため、聴き手が自由に自分ごととして解釈しやすくなっています。

 誰もが自分の出来事としてカバーしたり、感情移入したりすることができるのです。

アーティストではなく曲単位で売れる理由


【画像】「きゅんです」シンガー・ひらめ、素顔は?

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