一般入試組との学力差は? 「慶応義塾大学」のAO入試合格はどのくらい難しいのか

私立大学難化の流れにあって、一般入試組との学力差の観点から非難の的になりがちなAO入試。しかしAO入試の元祖・慶応義塾大学は少々異なるようです。教育ジャーナリストの中山まち子さんが解説します。


学部によって募集人員はかなり異なる

 続いて文学部です。同学部が独自に行っているAO入試「自主応募性による推薦入試」の募集人員は120人。12月14日(月)に発表された2021年度入学者試験の結果を見ると、志願者数は350人(男子83人、女子267人)に対し、最終合格者は125人(男子23人、女子102人)で、合格率は35.7%でした。

 文学部の入学定員は800人で、2020年度の4月入学者数は820人。内部進学生を考慮すると、文学部を第1希望としている学生にとって、一般入試のみで勝負するよりAO入試も利用する方がリスクが低いと言えます。

文学部がある港区三田の三田キャンパス(画像:(C)Google)

 一方、理工学部や看護医療学部のAO入試は募集自体が若干名で志願者数は少なく、2020年度の結果を見ても合格者数も1桁にとどまっています。

「大学のローカル化」是正に寄与する法学部

 法学部は2012年度からAO入試に相当するFIT入試(2006年度より開始)を実施。FIT入試は対象を地方在住の学生に特化しており、関東出身者が学生の大半を占める「大学のローカル化」是正に寄与しています。

慶応義塾大学のウェブサイト(画像:慶応義塾大学)

 法学部(法律学科、政治学科)のFIT入試には、従来のA方式と地域ブロックに分けて行うB方式の2種類があります。B方式は47都道府県を7ブロックに分け、両学科の合格者をそれぞれ各ブロック最大10人ずつとしています(出身高校の所在地による)。 

 一般入試の難易度が年々高まっているなか、A方式とB方式は併用可能なため、法学部で学びたい地方出身の受験生にとってチャンスとも言える入試制度です。

B方式の効果のほどは


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