【NiziU考・前編】主導権はプロデューサーかファンか? NiziU爆発的ヒットに見る「オーディション番組」攻防の50年史

2020年に大躍進を遂げたグループといえば、女性9人組の「NiziU」が筆頭でしょう。彼女たちを生み出したのは「オーディション」企画。そこに現れるプロデューサーやファンの役割について、帝京大学講師の田島悠来さんが過去の例を踏まえつつ解説します。


異例・記録ずくめの快進撃

 まずは彼女たちの来歴を振り返っておきたいと思います。

 NiziUは、世界で活躍できる新しいグローバルガールズグループを発掘するという名目で、韓国最大手の芸能事務所のひとつJYP ENTERTAINMENT(以下JYP)と、ソニーミュージックエンターテインメントによる日韓合同のオーディション企画「Nizi Project」から誕生しました。

ロッテのガム「Fit’s」の新CMキャラクターを務め、TikTokでのハッシュタグチャレンジ企画も展開するなど、各メディアに引っ張りだこのNiziU(画像:TikTok For Business)

 2019年7月から日本8都市(東京・大阪・名古屋・札幌・福岡・広島・仙台・沖縄)とアメリカ2都市(ハワイ・ロサンゼルス)での地域予選が行われ、その合格者26人による4泊5日の東京合宿、続いて実施された半年間の韓国合宿(13人参加)を経て、2020年6月26日(金)に最終デビューメンバー9人が決定しました。

 直後の6月30日(火)には、配信限定のデジタルミニアルバム『Make you happy』を日韓同時リリース(翌7月1日には世界配信)。

 表題作は日本国内の各種ストリーミングランキングで1位を獲得、「オリコン週間ストリーミングランキング」では史上最短(登場19週)で累積再生回数1億回、同曲のMV(ミュージックビデオ)のYouTube再生回数も配信から約2か月で1億回を突破しています(12月20日12時現在、1億9259万2703回)。

 パッケージCDデビューを前にして音楽特番『THE MUSIC DAY』(日本テレビ系、2020年9月12日)を皮切りに、各局の主要音楽番組に出演。

 登場(歌唱)シーンでは高視聴率を叩き出し、年末の恒例の『第71回NHK紅白歌合戦』や『第62回輝く!日本レコード大賞』(TBSテレビ系)への出場を決め、グループ名が「2020ユーキャン新語・流行語大賞」にノミネートされるなど、“異例”“記録”ずくめの活躍を見せ、メディアも頻繁にその快挙を取り上げています。

 さらには、デビュー前からSNSアカウントで多くのフォロワーを獲得し、『Make you happy』のサビ部分の「縄跳びダンス」はTikTokやインスタグラムなどのSNS上で「踊ってみた」ユーザーが有名無名問わず続出しました。

始まりは1971年、「スター誕生!」


【画像】渋谷をジャックしたNiziU

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