鬼滅風からブランド物まで いつの間にマスクは「おしゃれを楽しむ」モノになったのか
2020年12月20日
お出かけ長引くコロナ禍で、今や外出時に無くてはならないアイテムとなった「マスク」。「どうせ着けるなら楽しもう」と、色・柄・性能で着々と深化を遂げています。そんなマスクの最前線を、フリーランスライターの伊藤美咲さんがリポートします。
「マスクを楽しもう」ブランド新設
「MASK CLUB」は2020年7月に卸売・小売のエンドレス(台東区柳橋)が立ち上げたマスク専門ブランドです。
同社はもともと手作りアクセサリーのためのビーズやパーツ類を扱う会社。
新型コロナの影響でマスク不足となった春頃にハンドメイド品の一環としてマスクの手作りキットを製作。さらに手作りが苦手な人に向けて完成品も販売したのが、マスクを取り扱うようになったきっかけだといいます。

当面は続く見通しのマスク需要に乗って自社製品を広くアピールしようと、7月にMASK CLUBのオンラインストアを開設。
秋頃からは駅構内などで期間限定ポップアップストアを展開し、このたび初の常設店として渋谷のお店をオープンさせたといいます。まさにコロナ禍だからこそ生まれた新業態。
今や立派なファッションアイテムに
白無地の使い捨て不織布タイプばかりだったマスクは、いつしか色も素材も多様で個性的なものに――。
東京の街を歩けば、若い女性を中心に実にさまざまなマスク姿の人を見掛けます。
「これまで必要に迫られ義務的に着けていたマスクが、洋服やアクセサリーを選ぶような感覚で着けられるようになってきています」と、坂口さんは現状を話します。
MASK CLUBでも、ブランド立ち上げ以降に発売したマスクはすでに100種類以上。カラーバリエーションまで数えると、その数はさらに増えるといいます。
真冬の今ならブラウンやベージュといった暖かみのあるカラーや、ファッションのトレンドでもあるパープル系やタータンチェック柄が人気。親子でおそろいコーデができるよう、子ども用サイズの商品も展開しているのだとか。

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