今年でデビュー40周年 松田聖子・田原俊彦が圧倒的に偉大と言える2つの理由

今から40年前に今も活躍する大スターふたりが誕生しました。そんな彼らについてライターの橘真一さんが解説します。


田原俊彦は瞬時に西城秀樹、郷ひろみを上回る

 一方、田原俊彦は1979年に同じジャニーズ事務所に所属し、そろってテレビドラマ『3年B組金八先生』(TBS系)にレギュラー出演していた近藤真彦、野村義男とともに「たのきんトリオ」として人気が爆発。そこから、1980年6月に最初にソロデビューします。

 デビュー曲『哀愁でいと』は、同年のオリコン年間シングルランキングにおいて、男性アイドルのなかでトップの順位(10位)となる大ヒットでした。

1980年6月にリリースされた田原俊彦のデビュー曲『哀愁でいと』(画像:ポニーキャニオン)

 このように、松田聖子と田原俊彦は、短期間でアイドルシーンの勢力図を一変させ、芸能界に80年代という新しい時代の到来を印象付けたといっても過言ではありません。

 またふたりは以前、山口百恵と三浦友和が出演していたチョコレートのCMで共演、その年の大みそかにはそろってNHK『紅白歌合戦』に初出場。翌年にはNHKの歌番組『レッツゴーヤング』で司会を担当するなどし、アイドル界の新しい顔としてのイメージを決定的にします。

 これと前後して、河合奈保子ら80年にデビューした他の女性アイドルの人気も上昇。同年12月の近藤真彦の歌手デビューもあり、アイドルのマーケットは拡大していきます。

 以後も小泉今日子、中森明菜、シブがき隊ら有力新人が続々と売り出され、80年代は今に語り継がれる“アイドル黄金時代”となるのです。

ふたりの偉大すぎるもうひとつの共通点

 松田聖子と田原俊彦が偉大なのは、アイドルブームをけん引したことだけではありません。

 もうひとつ特筆すべきなのは、ふたりはそれぞれ途切れることなく歌い続け、今もフルステージをこなしていることです。コロナ禍にあってはどちらも初の配信ライブを行いました。

 58歳になった松田聖子は2020年、デビュー40周年記念アルバムをリリース。透明感のあるボーカルは衰えていません。予定されていた“40th Anniversary”を冠したアリーナツアーは延期になってしまいましたが、12月にはグランドプリンスホテル新高輪(港区高輪)でクリスマスディナーショーを開催し、大みそかには『紅白歌合戦』に出演の上、日本武道館(千代田区北の丸公園)でのカウントダウンコンサートを開催予定です。

千代田区北の丸公園にある日本武道館(画像:写真AC)

 60歳目前の田原俊彦は、毎年シングルをリリースし、コンサートツアー、ディナーショーも継続中。ステージでは往年のヒット曲を当時と同じアクティブな振り付けで歌っています。

「40周年記念ライブ」は『金八先生』出演から40周年となる2019年に開催済みでしたが、2020年も客席数を減らす対応で中野サンプラザ(中野区中野)などでライブツアーを敢行。また、2021年4月には、東京国際フォーラム(千代田区丸の内)での還暦記念ライブが決まっています。

アイドル文化に与えた大きな影響


【画像】デビューから40年 いまだ変わらぬ「松田聖子」を見る

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