ついに紅白落選 AKB48はそもそも本当に「国民的」アイドルグループだったのか?

2005年に活動を開始したアイドルグループAKB48。彼女たちは2020年、NHK紅白歌合戦への出場を逃しました。知名度が高く、CDの売り上げも群を抜く彼女たちですが、果たして「国民的」グループと言えるのか? ライターの谷保乃子さんが考えます。


紅白落選に驚きと「そりゃそうだ」の声

 2020年も残すところあと3週間余り。今年も71回目となる「NHK紅白歌合戦」が放送されます。11月、出場する歌手42組が発表され、NiziU、LISAさん、瑛人さんなど話題の顔ぶれが出そろった一方、そこにAKBの名はありませんでした。

 2005(平成17)年12月に活動を開始した彼女たちにとって、ちょうど15周年となる節目の年の落選でした。

 前年までの通算出場は12回。この報にネット上では「ついにその日が来たか」「時代が変わったのを感じる」といった嘆息が聞かれ、また同時に「そりゃそうだよ、新曲全然聞いたことないもん」という冷めた意見も聞かれた名簿発表日でした。

「聞いたことのないヒット曲」

 AKBの人気や変遷を振り返るうえで避けて通れないのは、やはり「選抜総選挙」イベントの投票券や握手券を封入したCD販売の手法です。

 特に2010年代後半以降、発表する曲がかつてほどのインパクトを残せず、それでも全てのシングルが100万枚超の売り上げを記録し、年間シングル売上ランキングで上位を独占する状況が続くと、世間の違和感は無視できないものへと膨らんでいきます。

 往年のロックバンドRCサクセションの楽曲『トランジスタ・ラジオ』の歌詞になぞらえ、「聞いたことのないヒット曲」などと揶揄(やゆ)する声もありました。

 実際、近年の年間CD売上ランキングで1位を獲得したAKBの各曲、

・サステナブル(2019年)
・Teacher Teacher(2018年)
・願い事の持ち腐れ(2017年)
・翼はいらない(2016年)
・僕たちは戦わない(2015年)

これらをサビの歌詞だけでもそらで口ずさめる、あるいはメロディーだけでも鼻歌でなぞれる人は、「ヘビロテ」や「恋チュン」と比べればおそらく格段に少ないでしょう。

 国民の“体感”との乖離(かいり)は、この頃決定的になったように思われます。

 2020年、彼女たちがリリースしたシングルCDは『失恋、ありがとう』1枚。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で各種イベントを開けず、「会いに行けるアイドル」という本来の活動を展開できなかった、そのことが紅白出場の当落にも影響した――。そう指摘するメディアもありましたが、実際にはコロナ以前からある程度覚悟しておかなくてはならない今回の結果だったのかもしれません。

一方、レコ大・優秀作品の曲とは


【2020年】年間音楽ランキング「AKB48」シングルまた1位獲得

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