新大久保を断じて「コリアンタウン」と呼べない根本理由
2020年12月5日
お出かけ韓流ファンで日々にぎわいを見せる新大久保。そんな同エリアですが、アジア専門ライターの室橋裕和さんは「コリアンタウンではない」と言います。いったいなぜでしょうか。
再び多民族集住の街に回帰している
そしていま新大久保は、再び80年代のような多国籍化の時代を迎えています。
これまでにさまざまな外国人たちが流入してきたため、店舗も住宅も外国人を受け入れる素地(そじ)ができていたこと、地域の日本人も(トラブルも含めて)外国人に慣れていたこと、それにやはり便利な立地と、日本語学校の多さを背景に、東南アジア、南アジア、中近東の人たちが集まってきています。

韓流エリアを少し外れると、ハラルフード(イスラム教の戒律に沿った食べ物)を扱うショップが並び、ネパールやベトナムのレストランが点在し、中国人の留学生や予備校生もたくさん歩いています。
そしていま新大久保に暮らす韓国人は、留学生やワーキングホリデーの若者が中心のように思います。こうしたさまざまな点を考えるに、新大久保はコリアンタウンと呼ぶには少し違った存在なのです。
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