やたら「推し」と言いたがる、今どき若者の巧みな心理戦略 「彼氏以外の気になる人も『推し』」

若者を中心に使われる現代用語「推し」。自分のお気に入りや応援したい人を指す言葉ですが、近年その意味がより広義になっていると、イラストレーターのイララモモイさんは指摘します。たとえば、彼氏以外に気になる男性が現われたときにも「推し」という言葉が用いられるのだそう。


「好きな人」との違いは、相手との距離感

 大きく違う点として、対象との「距離感」が挙げられます。

「好きな人」という言葉には、多くの場合「対象と何らかの関係を結びたい」という感情が含まれています。つまり、その好意には対象と自分の間に近しい距離の関係性が想定されています。

 対して「推し」という言葉を用いる際は、「恋人になりたい」など近しい距離の関係性に言及されることは少なく、「好きな人」に比べると多少距離のある、ある種“割り切った”印象を抱かせることが多いです。

 この違いは、「推し」がもともとアイドルなど一定の「距離感」のある存在に対して用いられていた言葉であるために生まれるものだと考えられます。

 身近な人に好意を向ける際に「推し」という言葉をクッションとして挟むと、その好意にアイドルに向けるものと似た距離感を持たせられるということです。

 つまり「推し」とは相手に対して、身近にいながらも、アイドルを応援するときのような一線引いた好意を持っていることを意味する言葉なのです。

「推し」と「好きな人」との距離感の違い(画像:イララモモイさん制作)

 では、なぜそのような距離感を持つ言葉が広く使われるようになったのでしょうか。その理由はこの「推し」という言葉の利便性の高さにあると考えられます。

 その利便性の方向は身近な「推し」の形によって異なっています。というのも「身近な推し」には大きく2種類あり、「恋愛感情のない推し」と「恋愛感情のある推し」に分けられると筆者は考えます。

恋愛感情を包み隠す絶妙な表現


【借金まで……】女性たちの「推し活」実態

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