人気の「住みたい街」にあえて住まない人たちが注目している「足立区」の利便性とバランス感覚【連載】東京下町ベースキャンプ(5)

かつて江戸近郊の農村部だった東京東部の「下町」。そんな同エリアを、ブログ「限界ニュータウン探訪記」管理人の吉川祐介さんは新たな「拠点」と位置付け、再解釈を試みています。


東京の住宅相場と自身の価値観

 この連載では、腰を落ち着けて長く暮らすための「住まい」の確保に適した街を求めているのではありません。あくまで、何か別に明確な活動や目標を持つ方が、ひとまず東京で手っ取り早く住所を確保するための「拠点」「ベースキャンプ」の確保にふさわしい街を見つけていくことに主眼を置いています。

 そのため、街がそもそも持つイメージに左右されるような局面は想定しにくく、誰もがうらやむような「住みたい街」に暮らす必要もありません。「寝床」と「住所の取得」こそが重要なのであって、むしろそれ以外の要素を排除していき、浮いた費用を別の出費に回すことも目的のひとつです。

 人気の高い街は、確かに利便性に優れ、魅力的な商業施設も多いかもしれませんが、その分地価・賃料相場は当然高く、また人気があるゆえに駅や商業施設は恒常的に混雑します。

西新井栄町。西新井駅周辺は近年になって急速に再開発が進められている(画像:吉川祐介)

 東京周辺の住宅相場というものは、基本的に都心方面への通勤を想定した交通利便性を主な判断基準として算定されています。

 すなわちそれは、朝起きて、都心方面への電車に乗車して出勤し、夕方以降に退社後、再び電車に乗って自宅へ戻る生活を想定したものですから、そのような動線を描かない生活を想定した場合は、おのずから住まいの選択基準も大きく変わるはずです。

 ちなみに筆者は現在、あまり人口密集地とは言えない地域に居住しているため、特に週末などは、高速道路などの渋滞とは絶えず無縁の生活をしていて、生活動線を主流とは逆にすることは自身の実感として強くお勧めしたいところです。

都心から離れたポジション作りで見えるもの


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