スパイスの香り漂う新宿・大久保――東京は本当に多文化な街? 都内「外国人人口」から考える

グローバル化にともない、海外から多くの外国人労働者が流入している日本。そんななか、日本は多文化化しているのでしょうか。立教大学社会学部メディア社会学科助教の大野光子さんが解説します。


「2%」は多いのか、はたまた少ないのか

 さて、外国人人口が300万人の大台を超える日も現実味を帯びてきたわけですが、この総人口に占める割合2%という数字を聞いて、「意外と少ない」と思う人も多いのではないでしょうか。

 ヨーロッパやアメリカなど歴史的に移民を受け入れてきた国と比較すると、日本の外国人人口は多くありません。それでも右肩上がりの増加を反映して、近年国内の外国人人口は政策、学術の両面で重要なトピックとして議論され続けてきました。

 では次に、東京の外国人人口について見ていきましょう。次の表は「東京都区部別外国人人口と総数に占める割合」を示しています。

東京都区部別外国人人口と総数に占める割合(画像:大野光子)

 表を見るとまず、

・東京都の外国人の80%以上が東京23区内に居住していること
・各区の外国人比率はおおむね3~5%で、新宿区と豊島区は10%を超えること

がわかります。そしてこれらから、新宿区と豊島区に外国人が集住している様子がわかります。

 東京都の中でも新宿区は外国人住民の数、比率ともに最も高い場所ですが、冒頭で挙げた大久保はどうでしょうか。

 厳密には「大久保」という行政区画はありませんが、一般的に大久保と言えば、山手線「新大久保駅」と総武線「大久保駅」を中心に広がる地域で、町名では大久保1~2丁目と百人町1~2丁目に広がるエリアを指していることが多くなっています。

大久保は「3人にひとり以上が外国人」


【地図】新大久保の「イスラム横丁」を見る

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