2.5次元ブームでさらに加速 都内で「ミュージカル専用劇場」が増えているワケ

近年相次ぐ都内のホール・劇場のニューオープン。その背景には一体何があるのでしょうか。文殊リサーチワークス・リサーチャー&プランナーの中村圭さんが解説します。


「Go Toイベント」が追い風になるか

 ミュージカルの新しいカテゴリーである2.5次元も一定の市場を形成してきています。

 9月~10月に「天王洲 銀河劇場」(品川区東品川)で公演したミュージカル「刀剣乱舞 幕末天狼傳」は原作の人気もあって大きな話題になりました。都内ではそのほかに、11月13日(金)から「東京ドームシティホール」で公演予定。さらに2021年には「IHIステージアラウンド東京」(江東区豊洲)で新作2部作「大阪冬の陣」「大阪夏の陣」の上演を予定しています。

 ミュージカルと言えば、2014年に100周年を迎えた宝塚も根強い人気を維持しています。宝塚では「ベルサイユのばら」に代表されるように早い時期からマンガの原作ものを扱っています。そのほかにも今までにはゲームが原作の「逆転裁判」など、さまざまなコンテンツがミュージカル化されていますが、「東京宝塚劇場」(千代田区有楽町)では11月15日まで花組の「はいからさんが通る」を公演中です。

 もちろん、現在のミュージカル人気の火付け役である劇団四季も新たな劇場ふたつをオープンして、今後の動向が期待されます。このように、多彩な人気カテゴリーがあることも、ミュージカル市場が活性化している要因と言えるでしょう。

 ライブハウスやホール・劇場は新型コロナウイルス感染拡大によって深刻な打撃を受けた施設のひとつ。休業要請が解除されてからは一定規模があるホール・劇場でも感染対策を徹底して徐々に営業を再開しています。しかし観客だけでなく、舞台上の出演者やスタッフの感染予防にも気を配らなくてはいけないので、その苦労がうかがわれます。

 経済産業省が管轄する文化・芸術やスポーツに関するイベントの消費喚起策「Go Toイベント」も11月4日(水)から実施されており、2割相当のチケット料金の割引か、もしくはチケットを購入した際にチケット代の2割相当分の会場等での物販購入などに使えるクーポンが付与される予定です。対象は音楽コンサート、スポーツ観戦、伝統芸能、演劇、美術館、博物館、映画館、遊園地、テーマパークなど。

「Go Toイベント」のウェブサイト(画像:経済産業省)

 コロナ禍でホール・劇場とは疎遠になっていましたが、これを期に足を運んでみてください。


【アンケート】行ってみたい芸術鑑賞、「ミュージカル・舞台」はいったい何位?

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