「おひとりさまって寂しくないの?」同僚の言葉に揺れた心 都会で暮らす女性、葛藤の物語

気ままで自由な東京での「おひとりさま」ライフ。でもふとした瞬間に襲われる孤独感にどう向き合えばいいの――? ライターのふくだりょうこさんが、漫画『おひとり様物語』(谷川史子、講談社)を通して「寂しさ」の裏側にあるものについて考えます。


「私はいいです。孤独っぽいから」

 第1話に登場するのは山波久里子、29歳。本屋さんに勤めています。そんな彼女の休日は前日夜から始まっています。

 ひとりで借りてきたDVDを観て、ゆっくりとお風呂に入りながら雑誌を読んで、チーズとクラッカー、ワインをそばに本を読みながら眠る。翌日はお昼頃に起きて、お散歩がてらブランチをして気ままに買い物をしたり、映画を見に行きます。

 彼女にとっては「いい休日」。でも職場のアヤ(21歳)はナチュラルに問いかけるのです。

「それって寂しくないんですか?」
「(私は)いーです、孤独っぽいから」

 悪気がないから、怒りの持って行き場もない。自分は楽しいと思っているはずなのに、久里子の心は揺れます。

都会で暮らすなか、ふとした瞬間に感じる「寂しさ」をどうすればいい?(画像:写真AC)

 そんな出来事から友人たちに連絡をしてみますが、こんなときに限って誰もつかまらない。突然押し寄せる、寂しさ。

 ひとりが楽しめるのは、自分のことを考えてくれている誰かがいるということを知っているからなのだと気がつきます。

 慌ただしい生活の中、予定を合わせて友達と会うのも大変です。ひとりでも楽しい。けど、それはきっとまた大切な誰かと一緒の時間を過ごせると知っているからなのかもしれません。

 どちらもあるから、ひとりの時間も誰かとの時間も楽しめるのではないでしょうか。

自由と表裏一体の寂しさ


【漫画】都会の「おひとりさま」に贈る作品『おひとり様物語』

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