銀座ミキモトの動く巨大ツリー、デザイナーが語る舞台裏「魅力的な動きに苦心」

2018年12月13日

お出かけ
ULM編集部

約40年にわたり、銀座の冬を彩ってきたMIKIMOTO(ミキモト)のクリスマスツリー。昨年より新たなコンセプトのもと、アーティスティックな作品に生まれ変わりました。今年のツリーは「リボン」がテーマ。デザインを担当したwe+(ウィープラス)のクリエイターのおふたりに話を聞きました。


「出来栄えは95点!」クリエイターが語る制作の舞台裏

「今まで見たことも聞いたこともない、新しいツリーの在り方を提案したいというのが『MIKIMOTO GINZA TREE』の根底にあります。今年は『リボン』というテーマのもと、それを最も魅力的に見せる方法は何かと考えたとき、絶え間なく動き、見る角度や陽光の加減、照明によってさまざまに表情を変える、現状の形に辿りつきました」(林さん)

夜は昼とはまた違った妖しい雰囲気の表情に変わるツリー(画像:MIKIMOTO)

 このツリーを見たとき、誰もが注視するのが、ゆっくりと動くリボンが描く形ではないでしょうか。「雪の結晶のようなもの、花のようなものが現れては消える。リボン×雪、あるいはリボン×冬、そういったものを表現しました」と安藤さん。アイデアを形にして行く上で最も苦心した点について、「リボンの動きをいかに魅力的に見せるかということでした」と語ります。

「リボンが開く大きさやミラーフィルムの素材感が魅力的に見えるよう、さまざまなパターンを想定し、片っ端から検証しました。リボンは鏡面仕上げなので、ショーウインドウのガラス一枚挟むだけで光の屈折具合が変わり、想像と違った見え方になってしまいます。ですから昼に夜に何度も店を訪れて、リボンの動きの試行錯誤を繰り返しました。それが最も大変だったですね」(安藤さん)

 使われているリボンは、ゴールド、ブラウンゴールド、シルバー、レッドの4色。全てオリジナルカラーで、作品を最も美しく見せる微妙な色合いを出すために特注したそうです。

 他方、林さんは銀座という土地柄も制作において難しかった点に挙げます。様々な建物や光、目線がある中で、見え方をひとつひとつ検証することが必要でした。しかもそれは、7m×7mという巨大なショーウインドウでのインスタレーションが相手。

 これだけ大きなショーウインドウでひとつの作品を展示するのは、両者とも知る限りにおいて、日本ではなかったのではないかといいます。その空間全体で、どこからでも美しく見えるようにするのにはかなりの創意工夫を要したとのこと。その出来栄えを問うと「完璧なものなどありませんが、街ゆく人々やMIKIMOTOの方々に気に入っていただけたことが何よりうれしく、100点満点の95点です!」と言ってご両人とも満面の笑み。

ツリーが一番綺麗に見える時間と角度は?


この記事の画像をまとめてみる(4枚)

画像ギャラリー

/wp-content/uploads/2018/12/181210_mikimototree_01-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2018/12/181210_mikimototree_02-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2018/12/181210_mikimototree_03-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2018/12/181210_mikimototree_04-150x150.jpg

おすすめ

New Article

新着記事

Weekly Ranking

ランキング

  • 知る!
    TOKYO
  • お出かけ
  • ライフ
  • オリジナル
    漫画